静岡市の賑わい拠点が壊れ始めていると感じています。駅前のホテルの売却、市内中心商店街の拠点施設であったはずの戸田書店の閉店など、誘客・集客施設が消滅し、社会不安が拡大しています。
ところが、三島駅南口東街区でのタワーマンションや商業施設、医療施設、駐車場などの計画は建設に向けて絶好調です。市会議員が多方面からの不安や懸念、疑問点、不確実性、未熟性などを議会内で質問しても「問題はない、代替案はない、今しか実現のチャンスはない、賑わいは起こる、中心商店街の賑わいは問題はない、地下水に影響を与えない、駅前は人が集中しても交通渋滞や交通機関の問題は発生しない、何十年後かには便益が投資費用を上回り損はしない、医師会とは上手く話ができている」など夢のような根拠が希薄な不充分な説明ばかりです。経営のノウハウや厳しさを知らない役人が特定の民間企業の代弁者になり不確定な事実を問題ないと断言しています。
今の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を踏まえ、東京オリンピックの延期・中止の懸念や経済的な停滞など先行きへの予想がつかない深刻な状況に進んでいくと想定されます。三島だけに観光客が来て駅前にお客様があふれるは、幻想、虚偽だとしか考えられません。
街中の活性化対策に三島のまちづくりへの投資を集中し、素敵な水辺を活かした回遊性の高いまちづくりを進めるべきです。世界水遺産に登録され、賑わいの拠点となっている源兵衛川の水辺再生事業は静岡県が中心となり市民と連携して創り上げたものです。東街区は三島市と特定の民間企業との連携のみです。将来的な社会情勢を再考して東街区の事業を「中止・見直す」時期に来ています。
関連新聞記事
三島産新銘柄米「ゆめみしま」のご購入はこちら
「2020年アジア都市景観賞」を受賞しました。
2024年9月8日「『心を元気にするショートツアー』珠洲市長・能登町長へ報告」の記事を掲載
グラウンドワーク三島のfacebookページ
グラウンドワーク三島のインスタグラムページを開設しました!
イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業