2024年1月1日(月)午後4時10分、石川県志賀町で震度7の甚大な地震が発生しました。静岡県内はもちろんのこと、北海道から九州にかけ広い範囲で揺れを観測するとともに、津波被害も沿岸部で発生して住宅被害が出ました。石川県は2月14日午後2時時点、死者は241人、安否不明者11人と公表しています。現在も余震が多発し、被災者の方々の心と体への影響は計り知れません。
そこで、グラウンドワーク三島では被災児童・親子の「心のケア」を支援するために、東日本大震災の被災者2,400人の招待実績を踏まえ、今回、「子どもを元気に富士山プロジェクト」を立ち上げます。
事業内容としては、能登半島地域の被災者の方々で被災され心と体のケアが必要とされている児童や親子を、三島や富士山、伊豆に招待する「心を元気にするショートツアー」を実施します。
具体的には「水の都・三島を楽しむエコツアー」や「富士山に登って元気になろうツアー」「スポーツ交流で汗を流すツアー」、被災地に悪臭がしない「バイオトイレ」を搬入・設置等を実施していきます。
つきましては、今後、この活動を実現し、永続させていくためには、安定的な資金確保が必要不可欠です。多くの方々の「募金活動」へのご協力・ご支援を、是非とも、お願いいたします。
【募金の受付方法】下記にお振込・ご持参ください。※振込手数料はご負担をお願いします。
①お振込
三島信用金庫・本店営業部 普通口座1242599
口座名義:特定非営利活動法人グラウンドワーク三島 理事 小松 幸子(ユキコ)
②ご持参
グラウンドワーク三島事務局まで(平日9時~18時)
「募金箱」を設置していただける方を募集してます。安定的・持続的な支援活動を支えるためには資金確保が必要不可欠です。
お店や事務所に募金箱を設置していただける方はグラウンドワーク三島事務局(055-983-0136、info@gwmishima.jp)までご連絡ください。
関連新聞記事
本支援活動にお力を貸していただける「サポーター」も同時に募集いたします。
サポーターにお願いしたい仕事の内容としては、
①各種支援活動業務の補助
②街頭募金活動
③三島・伊豆地域内の空き家等、被災者受け入れ住居の情報収集・調整
④「心を元気にするショートツアー」に関わる調整業務
⑤現地や関係機関との連絡調整・情報収集業務
⑥支援提供物資の収集・整理・配送作業、 などです。
希望者の方は、グラウンドワーク三島事務局(055-983-0136、info@gwmishima.jp)にお問い合わせください。
2024年3月16日(土)、能登半島地震支援活動「心を元気にショートツアー・サポーター」の打ち合わせ会議をグラウンドワーク三島の事務所で午後4時から、「第2回・被災現場報告会」を三島市民文化会館第2会議室で午後6時から開催します。
遠く奥能登から被災者の子どもや親子、家族が、三島・伊豆・富士山に心身のケアとリフレッシュに来ます。ツアーに同行、寄り添っていただき、お話を通して、心を和らげてやってください。
また、今回の地震の現場のすさまじい惨状と発災後の災害対策の問題点などについて学び、今後の防災・減災の参考としてください。被災者の皆様は、2024年3月23日24日25日の2泊3日、40名いらっしゃいます。精一杯のおもてなしをしたいと思います。ご支援・ご協力をお願いします。
2024年3月14日(木)午前11時より、伊豆長岡のいづみ荘さんで、能登半島地震支援活動・心を元気にショートツアーの受け入れに係る打ち合わせをツアーサポーターとともに行いました。
嬉しいことに、現在、第1回が定員の40名をはるかに超える申込数となり、これで予定していた3回分・120名のツアーは成立となりました。3月23日・24日・25日と2泊3日を過ごす、いづみ荘さんで十分な心身のケアとリフレッシュ、親子・家族での団欒ができますように、精一杯のおもてなしにツアーサポーターと共に努力いたします。遠く奥能登の被災地に行かなくても支援は可能です。市内散策中にお声掛けください。募金へのご支援もお願いします。
2024年3月13日(水)は、富士宮市の「世界遺産に相応しい美しい川づくり協議会」の皆様6名と3月12日(火)は、開智国際大学・教育各部の教授3名が、本会の活動視察に来られ案内をさせていただきました。
やはり、本会の議論や総論に依らない、現場重視・成果主義の信念と社会的・教育的な波及効果を実感することによって、その手法に興味を持たれたようです。現実的には新たな現場を創る作業は、複雑多岐な調整事や現場での辛い作業が続き、苦労も多く、評価もされず、大変です。
しかし、環境を改善し、問題を解決し、成果を確実に地域に残していく、それが街の魅力となり、多くの来訪者を街に呼び込む起爆剤に進化・成長していく、この発展のプロセスを淡々とこなし、多様な人々を束ねていくパワーとノウハウには驚かれます。
グウンドワークのノウハウを活用すれば、こんなにも魅力的に変身できた事実の成果・実績を、今まで70箇所以上創ってきました。
今後とも、市民の発意を結集した、世界1の「湧水網都市」を創造していきます。事実の説明には説得力があり、私の言葉・説明も一際重量感を増します。スコップを持って、またまた新規事業に取り組んでいきます。
2024年3月9日(土)午前10時から、境川の草刈りを「リバーフレンドシップ制度」の一環として、加和太建設さんや市民ボンティアの皆様とともに実施しました。
境川はミチゲーション工法により造られた多自然型の一級河川です。河川改修による生態系の破壊・改変が発生しないように、希少種の植生を移植・保育・川に戻すことにより、元々の水辺環境を保護・保全した川です。
今後とも、境川としての自然度が劣化したり、傷つかないように、多くの支援者との協働により、環境に配慮した維持管理を行っていきます。加和太建設さんは、境川と清住緑地を造成した施工者ですが、施工後の維持管理の重要性・必要性を理解していただき、その作業を持続的に果たしていただけることに感謝です。本年も、素敵な水辺環境を保全すべく、何回もの維持管理作業を続けてきます。
2024年3月7日(木)、九州大学伊都キャンパスにて、2023年度水環境文化賞の授賞式が開催され、私が代表して表彰状とメダルをいただきました。今回の第58回・日本水環境学会では、800もの講演発表があり約1300人もの水環境の専門家が本地に集結しました。若き研究者や海外の研究者の表彰もあり、こんなに立派な学会に、評価をいただけたことに驚き、今後とも多くの成功モデルを三島で創り上げていこうと決意を新たにした日になりました。
懇親会を含め「水の都・三島」の水辺環境を活かした街中整備の手法が参加者の注目を集めていました。しかし皮肉なことに、三島駅西街区のホテル建設や東街区の高層マンション建設、南口駐車場整備により、三島がどれほど国内外から評価されるのでしょうか。三島が内在する固有の魅力を毀損するこの開発行為、後世にて、評価を受けられず、時代錯誤の陳腐な開発行為として禍根を残すことになると思います。
その街の「原生への回帰」それを磨きあげることがまちづくりの王道です。今後、駅前開発により名誉ある国内外の賞を受賞できますか。市民に60億円もの負担を課し、どこにである面白くない街を創ろうとしています。今後、その暴挙の負の波及効果が具体的に現出して、三島は沈没していきます。悲しき事実よ、後悔しても元には戻りません。
2024年3月3日(日)、4日(月)、5日(火)、グウンドワーク三島の能登半島地震支援活動の一環として、珠洲市に河合さんと大田黒さんとともに行って来ました。今回の目的は、泉谷珠洲市長と吉本教育長にお会いして、珠洲市の子どもたちを三島や伊豆、富士山に無料招待する「心を元気にショートツアー」の説明と支援をお願いするものでした。
また、珠洲市内の7つの小学校(直・正院・みさき・蛸島・飯田・若山・上戸小学校)、2つの中学校(緑丘・三崎中学校)、1つの小中一貫校(宝立小中一環校)計10校すべてを訪ね、校長先生にお会いして、直接、今回のツアーの説明と支援をお願いしてきました。
泉谷市長とは災害調整の忙しい中で、1時間もお話ができ、驚いたのは、私の本を3冊読んでくださっており、是非とも、まちづくりの先進地として現地に行きたかった、その仕掛け屋さんが珠洲市に来てくれるとは驚きだ、私が能登町宇出津小学校に学び、父親が珠洲市出身であることに強い「縁」を感じると言っていただけました。
珠洲市の子どもたちを三島に行かせ、水と自然を活かしたまちづまりを学び、珠洲市の今後の復興の参考にしたいと今回のツアーに対して、珠洲市として全面的に支援しますと快諾していただけました。今回は往復、1274km、降雪と暗闇の中をひたすら走り続けました。これで3月23日からのツアー参加者40名確保の目度が立って来ました。やはり物事は机上の空論、現場乖離では、夢・難題を現実化できません、迅速な行動こそ有効な処方箋です。
支援物資として、ゆめみしま・100kgを避難所の地元炊き出しチームにお預けしてきました。当座の米が不足していて助かりましたと、大変、喜ばれました。次回もゆめみしまを持参します。
新聞記事:
⇒過去の活動報告は「事務局長のつぶやき」に掲載しています。
グラウンドワーク三島の活動が始まり、30年が経過しました。汚れた源兵衛川の水辺再生や消滅した三島梅花藻の復活、ほたる飛び交う川づくり、松毛川千年の森づくりでの河畔林の保全、境川清住緑地での自然度の高い川と湧水公園づくり、歴史的井戸や水神さんの保護、学校ビオトープの建設、大場里山再生など、現在までに70箇所以上のプロジェクトを実現して、三島の元気なまちづくりの発展に大いに貢献してきました。
今後とも「右手にスコップ・左手に缶ビール」「議論よりアクション」を合言葉に、長期的視点に立った戦略的で地道な市民運動に挑戦していきます。そのためには、安定的な「資金確保」が必要不可欠です。皆様からの「寄付」や「募金」による、ご支援・ご協力をお願い申し上げます。
【寄付・募金の方法】下記にお振込・ご持参ください。※振込手数料はご負担をお願いします。
①お振込
三島信用金庫・本店営業部 普通口座1231930 口座名義:トクヒ)グラウンドワークミシマ(特定非営利活動法人グラウンドワーク三島 理事 小松幸子)
②ご持参
グラウンドワーク三島事務局まで(平日9時~18時)
特定非営利活動法人グラウンドワーク三島は、静岡県三島市の水辺自然環境の再生と改善を目的として、1992年に活動を開始し、今年で31年目になります。現在までに、汚れていた源兵衛川の水辺再生、消滅した三島梅花藻の復活、荒れ果てた松毛川の河畔林を保全する森づくり、学校ビオトープの建設など、先進的・実践的なNPO活動を展開してきました。活動の領域は、地域単位にとどまらず、富士山周辺や、イギリス、アメリカ、ニュージーランド、台湾、韓国、ネパールなど、世界に広がっています。
今回、グラウンドワーク三島では、実習フィールドを提供することによって、地域の環境改善や国際環境交流に関心をもつ若者や大学生、シニア層の皆様が、市民・NPO・企業・行政のパートナーシップによる取り組みに関する理解を深め、NPOの基礎知識や実践的なマネジメント能力、現場での調整力・合意形成力・課題解決力などを身につけることを目的として「インターンシップ生」を募集します。
詳細・応募方法等につきましては、下記募集チラシをご参照ください。
グラウンドワーク三島は、静岡県三島市に拠点を置く環境NPOであり、1992年より31年間にわたり、先進的な環境改善活動に取り組んできました。
合言葉は「議論よりアクション」「右手にスコップ・左手に缶ビール」です。
現在、水辺再生から始まった活動は、環境再生から地域再生、そして、農業再生、NPOビジネスへと拡大し、イギリスやネパール、台湾、韓国、アメリカ等との国際的な環境事業・支援事業・交流事業などへと拡大しています。
また、グラウンドワーク三島の多様な実践現場を教材として活用し、NPO・社会的企業を支える人材教育や起業家育成の事業にも取り組んでいます。実践地は70箇所以上にも広がり、汚れていた源兵衛川をホタルが乱舞する水辺に再生、貴重な河畔林が広がる松毛川での千年の森づくり、子どもたちへの環境教育、被災地支援、富士山での湧水池保全、耕作放棄地を活用した農業事業など、NPOの発展的・社会的な役割に挑戦しています。
今回、SDGs対応の新規事業であるバイオトイレやネパールでの環境対策事業、現場力・実践力を学ぶ体験型まちづくり講座の開講、耕作放棄地を活用した農業事業等に取り組むための「職員募集」を行うことにしました。副業での就業も歓迎です。
日本のNPOの新たな可能性・発展性に飽くなき挑戦を続けている本会で働きながら、自分自身の能力の可能性と潜在力を研鑽・発見し、さらなる「スキルアップ・キャリアアップ」を図りませんか。皆様のご応募を、お待ちしております。
詳細は職員募集要項をご確認ください。
2022年6月18日(土)、三島市民文化会館・大会議室にて開催された「30周年記念意見交換会(主催:GW三島)」より、グラウンドワーク三島専務理事・渡辺豊博による講義「グラウンドワーク三島が成した30年の活動成果と今後のアプローチとは」と当日のプレゼン資料、グラウンドワーク三島の活動紹介ビデオ「右手にスコップ、左手に缶ビール!」を掲載いたします。
当日のプレゼン資料
三島駅南口東街区再開発・地下水への懸念点
「グラウンドワーク三島」として何故、今まで、三島駅南口東街区再開発事業を問題視してきたかの理由を説明します。本事業により高層マンションが建設される市営駐車場の直下には、富士山からの地下水本流が流れており、大規模な基礎掘削により、地下水に悪影響を与えることを懸念しているためです。
「水の都・三島」の宝物は豊かな地下水です。大規模に溶岩層を掘れば、下流直近にある「菰池・鏡池・白滝公園水源地・浅間神社神池・桜川・源兵衛川・御殿川・三島梅花藻の里湧水地・雷井戸・境川清住緑地大湧水地」などに環境被害を及ぼします。
市長が説明する地下水調査をしているから大丈夫だは信じられません。水が汚れ、消えれば、ホタルや三島バイカモは死滅します。せせらぎの街の際立った魅力は消滅します。「三島の未来」発展の資源を失ってしまうのです。
たった300戸のマンションを建設するために、三島の価値を壊してしまうリスクを何故、今、担わなければならないのでしょうか。豊岡武士三島市長は私が知る限り、この30年間で源兵衛川の川掃除でお会いしたことはありません。雨の日も寒い日も川掃除を何十年も続けてきましたが、お会いしていません。
本当の水辺自然環境の微妙なバランスを実感されておらず、生き物たちの目線から発想が乖離しているのではありませんか。三島の水と緑を愛していれば、地下を乱暴に掘削する暴挙、自然・環境破壊の行為である高層マンション建設は推進しません。
今こそ、本事業を立ち止まらせ、見直しさせるためには、駅前開発推進の方を排除するしか方法がありません。今回の選挙、生き物たちの命と安全な生息環境の保全がかかっています。良識あるご判断を三島市民に期待します。
グラウンドワーク三島として、なぜ三島駅南口東街区市街地再開発事業「中止」の市民運動を展開・推進してきているのか、「水の都・三島」の地下水と環境が壊されてしまう危機として、その懸念と危機感をまとめてみました。やや長文ですが、是非ともお読みください。
この問題を「他人事」にしておけば、間違いなく三島は壊され、命の水・地下水が毀損されます。次の市政を誰に託すのか、東街区をどうするのか、夢ある三島の将来が、その選択で決まってしまいます。今後とも「中止」のための市民運動をさらに強化・推進していきます。愛郷心がその原動力です。
関連資料
三島駅南口東街区再開発事業
高層層ビルの完成予想図
清流がよみがえった源兵衛川
このどちらのまちづくりが、「水の都・三島」にふさわしいと思いますか?
このコーナーでは、私が折々に書き留めた様々な思いや街づくりのノウハウ、ミスターNPOとしての戦略、若者へのメッセージなど掲載するので是非お読みください。
「右手にスコップ・左手に缶ビール!」‐三島から発信・グラウンドワーク創造への挑戦‐(YouTube)
テレビ番組
三島産新銘柄米「ゆめみしま」のご購入はこちら
「2020年アジア都市景観賞」を受賞しました。
2024年3月19日「能登半島被災地調査報告会」の記事を掲載
グラウンドワーク三島のfacebookページ
グラウンドワーク三島のインスタグラムページを開設しました!
イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業
■グラウンドワーク三島事務局
9:00~18:00(定休日:日曜・祝日)