2023年12月9日(土)、久しぶりに滋賀県長浜市を訪れました。三島の街中を活性化させる先進地として、その手法に注目し数回、まちづくりの先導的役割と調整役を担う「まちづくり役場」で聞き取り調査を行いました。
秀吉がはじめて作った城下町・長浜は、郊外に大型店舗ができ極端に空き店舗が増えて沈滞化していました。そこで城下町の雰囲気や景観を守ることを理念とし、まず、北国街道と大手門通りが交差する町のへそにある、旧第百十三国立銀行長浜支店を改修して「黒壁ガラス館」をオープンしました。その人気と評判が起爆剤となり、市内に多種多様なお店が進出・開店し、まちの魅力度が格段にアップして集客力が拡大していきました。
訪問時は、確かに観光客で賑わっていましたが、意外と沢山の空き店舗が点在していました。観光客を飽きさせない仕掛け、新たな魅力づくりへの連続的な取り組みの必要性を感じました。
街中を流れる米川、汚れていた都市河川を市民で綺麗な川に再生したことで有名です。しかし、源兵衛川のように興味深いインフラ整備・親水事業などを施さないと、川としての魅力の継続性は萎えていきます。
しかし、源兵衛川も整備後、30年が経過しました。次なる再整備の検討と御殿川や四之宮川などを含めた新たな「街中水辺の回遊路」の整備が喫緊の課題です。このままでは水の街として飽きられてしまいます。残念なことに、三島駅南口東街区の高層マンション建設は、水の街・三島の価値を著しく低下させるなと、この歴史的価値を活かした長浜のまちづくりを見ていると強く感じました。
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「2020年アジア都市景観賞」を受賞しました。
2025年2月6日「境川・清住緑地が第5回グリーンインフラ大賞優秀賞受賞」の記事を掲載
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
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