今回の東街区再開発事業による高層マンション建設により、三島の地下水本流が傷付けられ、白滝公園の湧水池は汚濁・枯渇してしまいます。また、伊豆半島ジオパークの世界遺産登録の抹消も想定されます。

　皆さん、具体的にイメージしてもらいたいのですが、今の市営駐車場を高さ6mの深さで全面的に掘削し、さらにその下に広がる地下水が充満した溶岩層を8m近く掘削します。

　三島市は地下水位が掘削面より下にあるので支持地盤としてもまったく問題無いと説明しています。しかし、私の三島梅花藻の里での環境被害の経験では、隣接する幅2mの道路を30cm掘削しただけで汚濁水が流入してバイカモを一部枯らしてしまいました。

　今回の事業は今までに三島で先例が無い大規模工事であり、常識的・経験的にもとんでもない環境破壊・被害が発生するものと考えています。豊岡市長は大企業だから安全・問題無いと説明していますが、どこにその明確な根拠と裏づけがあるのでしょうか。

　豊岡市長のその場しのぎの説明・嘘には市会議員も実は呆れているのではないでしょうか。他人事にしてるととんでもない三島壊しが起こります。当然議員も同罪です。公明党や連合系など庶民派の政党が盲目的に市長に従属している姿は、市民への背信行為です。

　特に市長派の自民党系・緑水会の議員と県会議員・国会議員の責任は重罪です。問題無いとする根拠を今後、各人に公開質問状を提出して、その考え方を確認し市民に公開していきます。

　あの時は豊岡市長を信じていた、今思えばだまされていたの理由では市民の理解は得れません。真摯で的確な情報収集と三島市担当に対する厳しい監視・検証のプロセスが求められています。当然、特別委員会を設置しての徹底的な事実関係の確認行為が市民説明を含めて必要不可欠です。