昨日の地質学者・塩坂邦雄先生の情報提供と問題提起は新鮮で驚きました。三島駅周辺に広がる溶岩層や溶岩トンネル、溶岩塚(愛染院跡地)などは、類い稀な世界的な宝物であり、白滝公園・楽寿園・菰池・鏡池・浅間神社神池などの湧水池は、世界自然遺産的な価値あるものだとの指摘がありました。
特に、今回、高層マンションを建設する駐車場一帯は三島溶岩流の末端部であり、溶岩層が波状型に複雑に分布、溶岩トンネルも存在し、微妙なバランスで均衡が取れており、市が主張する均一の溶岩層や均一の地下水位は考えられないとの説明でした。
本日の静岡新聞の市の発言は地質調査を実施したとありますが、4本だけですし、地盤の強度を確認とありますが、平常時の解析であり、肝心の地震時での解析は行われていません。今、議論しているのは直接基礎でも溶岩層を壊し、地下水を汚濁・減少・枯渇する懸念です。現場の実態と乖離した的外れの認識です。この地下水対策検討委員会の委員を調べてください、地質の専門家がいますか?
本日も勉強会を開催しますので、市民の皆様、とにかく、地質の専門家からの多様な見解・解釈を聞いて、貴重な三島の溶岩層と地下水の仕組みを理解してください。ズームでも視聴できます。お互いに夢ある三島も議論しましょう。昨日は会場に3人の市会議員が来てくれました。
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