私は「水の都・三島」に、今湧水枯渇の危機が迫っていると危惧しています。普段、豊水期の7月は湧水地・白滝公園・浅間神社神池、湧水河川・桜川・御殿川には富士山からの湧水があふれて豊かな水辺空間を形成しています。
しかし、今は、湧水の噴出が異常に弱く、川にはほとんど水が流れていません。雑草が川底に繁茂する悲劇的な状態に成り下がっています。三島市は、夏になれば、地下水位が上昇して増水すると、安易な説明・発言をしています。
この湧水が減少した原因として、今までの三島と違う新たな湧水への悪影響・インパクトを与えたものは、三島駅南口西街区でのホテルの建設工事しか考えられません。ホテルの基礎工事によって、溶岩層を3m以上も、長く、激しく掘削続けた結果、湧水の水脈破壊や閉塞を発生させたために、水脈が変わった影響ではないかと考えています。
もしも、豊水期になっても、来年になっても、湧水が増えなかったら、間違いなく、ホテル建設による影響と断定できます。川勝知事がリニア工事に関わる大井川の湧水に与える影響を懸念しJR東海と戦っている姿勢と比較すると、豊岡三島市長の姿勢・対応は、あまりにも安易だと感じています。
私が提訴している西街区の裁判は、三島の湧水を守るための戦いでもあります。東街区で高さ100m近い高層マンションを建設したら、確実に湧水は消滅してしまいます。「三島の命・血液」を守る戦いを継続していかねばなりません。
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A story of Genbegawa
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