令和3年2月9日の静岡新聞に「富士山登山鉄道構想」の記事が掲載されました。2001年に富士山頂にバイオトイレを設置し、富士山の自然遺産・文化遺産登録に先導的に関わり、富士山学の専門家たるを自負している私には、この山梨県の愚行と暴挙に怒りを覚えます。

　今の富士山に必要とされている事は、こんな集客拡大のための土木的な破壊行為ではなくて、登山道の整備や災害・噴火に対する安全対策など命を守るための具体的な対策です。足元の今必要な対策も不備なのに、来訪者を雪崩や災害などの危険に晒す手段の検討を有識者が税金を使って議論しています。

　富士山は世界の宝物です。日本人だけの損得で何でもやっていいではありません。さあこれから市民・国民・環境団体・専門家などを結集し、国際的な範囲での「ストップ運動」を開始していきます。富士山を畏敬の念で静かに見守ることができない、政治家の思考と行動に呆れます。ストップの強い意思と行動を胎動させます。皆様のご協力をお願いします。

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• 2021年2月9日静岡新聞（富士山登山鉄道・国PT新設表明）