令和2年1月17日午前10時から午後4時30分までの間、冷たい小雨が降り続く中で「松毛川ワンディチャレンジ」を実施しました。都留文科大生は、本当に寡黙に、文句や不平もなく真剣に作業に取組んでくれました。

　彼らのモチベーションは一体何なんでしょうか、確かに「地域環境計画実習」グリーンジムの一環として参加・協力してくれていることは分かりますが、あれほど集中し、ワンチームになり、懸命に愚直に取組む心根・心情とは、多分、達成感と満足感、仲間との共同作業の楽しさだと考えています。

　現場での単純で下積みの地味な作業は、誰もが嫌い避けます。指導的な立場として上から目線で指示する役割を望み、汚れる作業は他人任せです。しかし、彼らは真摯に逃げずに目標を着実にこなし、放置竹林の竹類をチップ化し、竹を切り現場を片付け、植林した法面の下草を刈り、110本・12種類の植林を行いました。現場での効率的で安全な作業を行うための段取りや組織体制、共有意識の醸成、他人への思いやりの心など、現場学としての学びは多かったと思います。

　10月から13回、延べ160人の学生が土曜日三島に来て、様々な環境改善活動をこなしてくれました。打ち上げは、グラウンドワーク三島の事務所で開催し、大いに盛り上がりました。

　さあ1月24日の土曜日も松毛川でやりきれなかった区域の下草刈りと植林を行います。整備された自然空間には沢山の鳥たちが集まり、賑やかになります。さえずりは私たちへの支援と感謝のメッセージかもしれません。