本日・令和元年10月31日木曜日午前10時から、定例の三島バイカモの里の清掃活動に参加して来ました。三島市との協働により買い戻した湧水地の草刈りを行い、溜まっていたヌクを排除しました。

　この水神さんは、ここから離れた湧水地の中に安置されていたものを運び込み、長く保全、祀ってきたものです。１００年前からの歴史的・文化的価値ある大切なものですが、この地域資源の重要性に気がつかない人により、敷地外の道路上に放置されたことから石柱の角が少し欠けています。

　三島市民は少し湧水の大切さや環境資源、地域資源への認識が不足しているように感じます。湧水があって当たり前、三島バイカモが川に咲き乱れ、ゲンジホタルが飛んでいて当たり前、源兵衛川も美しい清流で当たり前に慣れ、日常化し過ぎて、そのありがたみへの感謝の気持ち、保護・保全への強い意思が希薄化しているように感じています。

　西街区での東急ホテルズ・東街区でのミサワームや野村不動産など、民間企業に依存する街づくりは、地域資源を収奪されるだけで、地元への経済的波及効果はほとんどないと考えています。水神さんを道路上に放置する認識不足の三島人がいるのも、三島の現実だと昔のせつない戦いを思い出しました。