2024年6月3日(月)の静岡新聞に「ホタル舞うまち三島PR」の記事が掲載されました。白滝公園から桜川に放流されたホタルは購入したホタルなのでしょうか、それとも三島周辺で養殖・飼育したホタルなのでしょうか?
もしも、他地区から購入したホタルだとしたら、三島の生態系や遺伝子レベルにおいて、種を乱すことになり、環境省もその行為を禁じています。
源兵衛川で飛翔しているホタルはゲンジボタルです。このゲンジボタルには西日本型と東日本型がいます。同じゲンジボタルに見えても、発光間隔が異なるなど、生息地域が異なると遺伝子レベルが異なっています。専門業者から、安易に幼虫や成虫を購入して、移動、放流することは、種の混乱・撹乱を発生させることから、絶対にやってはいけないことです。
本来は、桜川や御殿川水辺をホタルが生息できる環境に整備して、源兵衛川のホタルの幼虫を移動すれば自然発生のホタルの飛翔が楽しめます。購入したホタルを「人寄せパンダ」のようにホタル祭りなどのイベントで使うのは間違っています。
土曜日6月8日に開催される「三島ホタル祭り」において、まさか、他地区から購入したホタルの放流はないでしょうね。野生生物を購入して、他の場所に移したり、持ち込んだりしてはいけないことを子どもたちに大人が教えなくてはいけません。
今後「放流したホタルはゲンジボタルなのでしょうか、どこの業者から購入したのでしょうか、いつ頃から購入しているのでしょうか、1匹いくらで購入したのでしょうか、この経費に三島市の補助金は支出されているのでしょうか」などの疑問点を明らかにしていきます。皆様もホタル祭りなどがあったら、ホタルは買ってきたものなのか、ここに放流して環境上問題ないのかなどについて、主催者に聞いてみてください。
三島産新銘柄米「ゆめみしま」のご購入はこちら
「2020年アジア都市景観賞」を受賞しました。
2024年9月27日「三島そば種まき体験」掲載
グラウンドワーク三島のfacebookページ
グラウンドワーク三島のインスタグラムページを開設しました!
イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業