この絵は、三島市による一部の計画発表を受けて、グラウンドワーク三島で作成した、三島駅南口再開発の「完成予想図」です。東街区の「高層マンション」や西街区の「ホテル」建設後の状況がおわかりでしょう。
「高層マンション」や「ホテル」の建設により懸念される問題としては、以下のようなものが考えられます。
①地下水の遮断による湧水の減少と工事中の水質への影響
②富士山の優良な景観・眺望への阻害
③公共用地の独断的な使用
④多大な財政負担
⑤防災上重要な避難所やイベント広場の損失
⑥マンションのゴーストタウン化への懸念
⑦三島市内の既存商店街との競合
⑧開発に伴う観光客の南口への集中化
⑨三島市中心部の源兵衛川など、水辺を生かした、歩いて楽しいまちづくりとの不整合
⑩市民参加のまちづくりと乖離する可能性
⑪東街区と西街区を別々に再開発することによる不整合の発生
⑫住民の集中化による周辺の交通渋滞の発生
⑬日照問題の発生とビル風(突風)の多発
⑭東京オリンピック前の建設費の高騰
⑮東京オリンピック後の経済不況への不安
市民の皆さまは、これらの開発により発生する問題について、どのようにお考えでしょうか?
以上のような多様な問題を考えると、一部の経済的な効果には、とても見合わない深刻な環境問題や現状の文化的な雰囲気の破壊、経済的な損害が想定されます。今後とも、三島の魅力的なまちづくりを見据え、三島市長や三島市議会は、市民が納得できる説明を行い、市民総意の計画づくりに取り組むべきだと思います。
三島駅南口の整備計画に対して、皆さまのご意見やアイデア、提案、疑問点などをお知らせください。
⇒ 詳細案内・提案用紙 (PDFファイル)
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
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