平成25年度通常総会終了後、同会場にて、渡辺豊博専務理事による富士山世界文化遺産登録記念講演会「富士山の世界文化遺産登録をめぐる光と影」を開催し、約60人が聴講しました。
渡辺専務理事は、カンボジア・プノンペンで開催された「第37回世界遺産委員会」にオブザーバーとして参加しました。
富士山は、37件の審議件数の中で19番目の審議で世界文化遺産に登録されました。今回の会議では、19件の世界遺産が新たに登録され、世界遺産の総数は981件(文化遺産759件、自然遺産193件、複合遺産29件)となりました。
渡辺専務理事は、富士山の世界文化遺産登録に関わる審議では、三保の松原を含めるか否かの議論に終始してしまった感があったこと、実際の富士山は、富士五湖周辺の開発、登山者数の増加によるオーバーユース、旧道の信仰との関連性など様々な問題を抱えており、ICOMOS(国際記念物遺跡会議)の指摘でもあること、今回、富士山が世界文化遺産に登録されたということは、日本人の山岳信仰に対する過去の評価にすぎず、グラウンドワーク三島でも、世界の宝物になった富士山を次世代へと引き継ぐための活動に取り組んでいきたいとお話されました。
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住所 | 三島市本町7-30 |
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