6月14日(金)・15日(土)、第二東京弁護士会の環境保全委員会所属の弁護士11人が、グラウンドワーク三島の活動視察に訪れました。
第二東京弁護士会の環境保全委員会では、公害環境問題について毎月2回ほど無料電話相談の開催、生物多様性の保護のための提言、弁護士会内の環境配慮手続きの作成と実践などの活動に取り組まれています。
今回、公害環境問題の解決方法として、民間団体・行政・企業がそれぞれの特徴を生かして連携して解決にあたるイギリスのグラウンドワーク活動を取り上げていただきました。過去清流であった源兵衛川が、高度成長に伴い生活排水等の流入によるドブ川になった後、グラウンドワーク活動による連携の結果清流を取り戻し、ホタルが飛びかうほどの環境を再生させた活動を基本に公害環境問題の具体的な解決方法についての調査に訪れました。
1日目の午前は、小松理事長の案内により、楽寿園・小浜池、鏡池ミニ公園、源兵衛川、三島梅花藻の里等の街中の実践地を視察しました。
また、源兵衛川中流部・三石神社沿いで、ちゃんかけ拾いも行いました。水温約16℃の源兵衛川にサンダルで入りながら、丁寧に作業していただきました。
午後からは、源兵衛川再生に関わった市役所・企業・民間団体・市民・専門家等の関係者のヒアリング調査を行いました。市民・NPO・企業・行政のパートナーシップによって20年間進めてきた源兵衛川の水辺再生の取り組みの内容は、具体的な内容であり、たいへん勉強になりました。
2日目は、渡辺専務理事の案内によって、街中以外の実践視察を行いました。松毛川では、河畔林の貴重性や保全活動について説明すると共に、右岸の竹林の伐採作業にも挑戦しました。その他、函南さくら保育園のビオトープや境川・清住緑地、せせらぎシニア元気工房等も視察し、グラウンドワーク三島が取り組む地域の環境改善活動や千年の森づくり、環境教育、環境コミュニティ・ビジネスについての理解を深めていただきました。
最後に、2日間の視察の総括として、渡辺専務理事によるまとめ講義を行いました。
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業