台湾にて「グラウンドワーク三島ワークショップ」を開催!!
この度、グラウンドワーク三島では、台湾藍色東港渓保育協会のお招きで、台湾屏東県
にて「グラウンドワーク三島ワークショップ」を開催して参りました。(2月20日、21日)
また、ワークショップの前日には、屏東県来義郷にある水路を巡りました。
台湾藍色東港渓保育協会は、屏東県の環境保護メンバーを中心として1997年に設立され、
環境汚染が進む屏東県の東港渓流の復活を目指し、生態系の保全や地域コミュニティの
強化を行っている団体です。
一方、グラウンドワーク三島は、ドブ川と化した源兵衛川の環境再生を始めとして、市民、
NPO、企業、行政とのパートナーシップによる実践的・創造的な市民活動を展開しており、
ワークショップではその経験の共有や、手法の導入が検討されました。
2月19日(ワークショップ前日)
屏東県来義郷にある水路を巡りました。二峰川の地下ダムから取水した清流が集落の中を流れています。
二峰川と地下ダムのモデル。河床の下に地下ダムが埋められています。
網目状の構造により地下水がろ過され、きれいな伏流水が取水されます。
地下水路観測所の外観と内部。ここでは地下水路の観測ができます。水面までの深さは7mもあります。
実はいうとこの地下ダムは、およそ90年前に鳥居信平という日本人が、サトウキビ農場の
供水のために設計・建造したものです。90年前の水路がその形を変えずにそのまま残っている
なんてすごいですね。また、偶然にも鳥居さんは静岡出身の方だそうです。
2月20日(ワークショップ1日目)
ワークショップ1日目。渡辺豊博 専務理事よりグラウンドワーク三島設立の過程や源兵衛川の
環境再生についての講演が行われました。
午後には、参加者による東港渓流の課題の共有やその解決策が議論されました。
夜には、台湾藍色東港渓保育協会の設立時からのメンバーである 曹 啓鴻 屏東県知事との
会食に招待されました。
2月21日(ワークショップ2日目)
ワークショップ2日目。渡辺豊博 専務理事より境川・清住緑地の事例や市民、NPO、
企業、行政とのパートナーシップ構築についての講演が行われました。
質疑応答では、グラウンドワーク三島の体制や組織図についての質問や台湾における
グラウンドワーク的手法の導入についての活発な議論が交わされました。
午後には、参加者がグループに分かれて、2日間のワークショップで学んだことや東港渓流における
グラウンドワーク的手法の導入についてのディスカッションと発表が行われました。

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