三島市と清水町の境に位置する「境川・清住緑地」は、市街地の中にありながら、湧水やたくさんの動植物が生息する、豊かな自然環境が残る楽しい自然公園であり、２００１（平成１３）年に完成しました。現在は、地域住民による「境川・清住緑地愛護会」が、田んぼづくりや緑地の管理などを行っています。

　今年度、境川・清住緑地愛護会では、定例整備作業にあわせて、子ども向けの自然体験プログラムを開催しています。

　第６回は、境川・清住緑地をフィールドとしたネイチャーゲームと草刈り体験を行いました。

　講師の山口康裕先生（静岡県環境学習コーディネーター）の指導で、まずは緑地の通路の草むらの中に隠された宝物探しに挑戦しました。20個以上隠されているはずなのですが、草の色と同化していたりして、なかなか全部を見つけることができません。野鳥がえさの虫を探すのと同じ要領とのこと。鳥たちの虫さがしがとても大変であることが分かりました。

　また、木の実を使った笛づくりにも挑戦。釘とサンドペーパーを使って、ツバキなどの種の両端を切り、中身を取り出して完成です。息の吹きかけ方で音が鳴ったり鳴らなかったり。練習すれば、良い音色が出そうです。

　最後には、ワイルドフラワーアレンジメントに挑戦！境川・清住緑地の秋の植物、ススキやシロヨメナ、クロガネモチ、エノコログサなどを使い、針金で束ねます。赤色や黄色の花や実が、ススキの穂とマッチして、とても素敵な花束が完成しました。

　今回は、境川・清住緑地の秋の自然を満喫することができました。次回の境川・清住緑地子どもグリーンクラブは12月15日（土）、冬の野鳥観察と収穫祭です。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

　また、11月18日（日）、「境川・清住緑地ワンデイチャレンジ」を開催します。湿地ゾーンや境川沿いを中心にリニューアル予定です。あわせてご協力のほど宜しくお願いします。