8/25鎮守の森探検隊第4回「窪の湧水」
8月25日(土)
夏休み最後の土曜日、第4回目の「鎮守の森探検隊」は「発見!みんなの身近な湧水池〜窪の湧水〜」というテーマで長泉町竹原地区にある「窪の湧水」で行いました。
今回は、パックテストを用いた水質調査と生き物観察です。
「窪の湧水」は、約20mの崖の下にある湧水地で、周りにはこの地域本来の自然の森(照葉樹林)が残っています。江戸時代1854年11月4日の大地震によって湧出が始まったとされており、昔から農業用水、工業用水として利用されてきました。「窪の湧水」の近くにある特種東海製紙(株)は創業当時からこの湧水から水をひき、紙を作っています。地域の貴重な湧水地として、また自然とふれあう場として愛されてきた「窪の湧水」は、特種東海製紙(株)、関係自治会、長泉ホタルの会、竹原区ホタルの会、グラウンドワーク三島が協働して、整備を進めてきた場所です。
準備に行くと、近所のお母さんが、湧水を利用して洗濯をしていました。
ここの流れで少し洗ってから洗濯機にかけるんだそうです。
さあ、まずは、水質調査です。
水温を測ったり、パックテストを使った検査をしました。
先生から事前に説明を聞き、水を採取し調査開始です。小さい子にはちょっと難しそうでしたが、一生懸命に手を動かして、検査薬の入ったスポイトに水を入れます。すると、検査薬の色が変化しました。
「窪の湧水」「三島市の水道水」「ミネラルウォーター」「清涼飲料水」の4種類で比べてみました。
それぞれ、特徴があり、PHの高いもの、低いもの。硬度の高いもの、低いものなどいろいろです。
調査の結果、「窪の湧水」の水は、水温15度で無色透明な綺麗な水であることが判明しました。
生き物観察では、周辺の自然環境の説明に合わせて、水中の生き物だけでなく、鳥や昆虫などの観察も行いました。
タモ網を持った子どもたちは、服がぬれるのも構わず、生き物さがしに夢中になっていました。
窪の湧水は綺麗な水ですが、生き物はそれほど多くない場所ということが分かりました。
その理由は、生き物が住むには水温15度では冷たすぎるからです。また、水がきれいということは、餌となるプランクトンが少ないそうです。これらの条件によって、生き物が住むにはあまり良い環境ではないので、きれいな川であっても、水中の生き物は少なくなるそうです。
生き物が住むためには、きれいなお水だけではダメなことを学びました。
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