グラウンドワーク三島とは?
「グラウンドワーク」は、市民・NPO・企業・行政のパートナーシップのもと、環境再生とまちづくりに取り組む英国発祥の活動です。この先駆的な取り組みを日本で初めて導入し、日本型グラウンドワークを創りあげたのが、グラウンドワーク三島です。
かつて「水の都」と呼ばれた三島市は、昭和30年代後半、産業活動の活発化による地下水の汲み上げによって湧水が減少し、市内を流れる川は汚れ、ドブ川となってしまいました。このふるさとの環境悪化に問題意識をもった市内8つの市民団体は、水辺自然環境の再生と復活を目指して、平成4年9月にグラウンドワーク三島を発足させました。
ドブ川化した源兵衛川の再生を発端に、市内から姿を消した水中花・三島梅花藻の復活、歴史的井戸やお祭りの復活、ほたるの里づくり、学校ビオトープの建設など50以上のプロジェクトを実践しています。平成11年10月には特定非営利活動法人の認証を受け、また現在では20の市民団体が参加する広域的ネットワーク団体に成長しています。
平成23年2月には、共同通信社と加盟地方新聞46紙が主催する第1回「地域再生大賞」大賞を受賞するなど、地方の疲弊が深刻化する中で、市民・NPO・企業・行政の協働により地域の活性化を図る先進的な取り組みが注目されています。
インターンシップにおいては、「先進地研修」でグラウンドワーク三島の実践地を訪れ、環境が悪化し汚れた源兵衛川の水辺が再生したことで、まち歩きの観光客が増え、中心商店街が賑わいを取り戻した事例や、コミュニティビジネスの事例等について学びます。
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湧水が豊富な源兵衛川 (昭和30年代) |
汚れた源兵衛川 (昭和39年〜平成2年) |
環境再生された源兵衛川 (地域再生のシンボル) |
先進地研修
静岡県三島市で開催する5日間の先進地研修は、グラウンドワーク三島の実践地を研修フィールドとした実践重視の研修です。先進事例の講義や視察、野外実習、そしてグループワークを通して、合意形成やパートナーシップのノウハウを身につけると共に、個別面談を通して、キャリアについて具体的なイメージを描きます。
◆ 期間:平成24年8月4日(土)〜 8日(水)5日間(合計28時間)
◆ 会場:日本大学国際関係学部 15号館2F 1523号室(JR三島駅北口より徒歩10分)
◆ スケジュール(予定は変更する場合があります。)
1日目 8/4(土) |
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2日目 8/5(日) |
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3日目 8/6(月) |
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4日目 8/7(火) |
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5日目 8/8(水) |
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詳細スケジュール【7月25日更新】(PDFファイル)
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【講義】 地域の社会的課題の解決に向けて、質の高い社会サービスを提供するにあたって、いかに効果的なアプローチを行うか、そしてそのサービスを維持するために、いかに事業収入を上げるかという点から、組織論や経営論を含めた概論や実践事例を紹介します。 |
【実習】 グラウンドワーク三島の多様な実践地を研修フィールドとして、体験学習や実践地視察を行います。「地域再生大賞」にも選ばれた全国一のモデルケースで、地元のリーダーや仲間たちと一緒に汗を流し、その発意や現場での工夫について学びます。 |
【グループワーク】 「就職コース」においては、グラウンドワーク三島の実践地を事例とした事業アイディアの掘り起しを行います。「起業コース」においては、ビジネスプランの骨子を洗い出します。ビジネスプラン・コンペティションに向けて、更にブラッシュアップしていきましょう。 |
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「2020年アジア都市景観賞」を受賞しました。
2025年2月12日「境川・清住緑地が第5回グリーンインフラ大賞優秀賞受賞」「松毛川子ども環境ハンドブック」の記事を掲載
グラウンドワーク三島のfacebookページ
グラウンドワーク三島のインスタグラムページを開設しました!
イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業