「鎮守の森探検隊」8回目のプログラムは、雨天延期による12月4日の開催となり寒さが心配されましたが、当日は暖かい日差しのもと開催することができました。紅葉がまだ少し残る伊豆市・天城の森の中で、参加者はツリークライミングと、ネイチャーゲームをとおして、5感を使って自然を体感し、新しい発見をみつけることができました。
ツリークライミングは専用のロープやサドル(安全保護具)を利用して大木に登り、木や森、自然との一体感を味わうアメリカ発祥のレクリエーションです。近年、日本でも広がりつつありますが、まだまだ貴重な体験です。参加者は先生からの注意事項をしっかり聞きいてから、ヘルメットとサドルを装着しクライミングの開始です!
足と手の力を使いながら、自分の力で木からつるされたロープを登っていきます。コツをつかむと小学生でも、なんと10mぐらいまで登ることができました。最年少の4歳の女の子から保護者も一緒になって、競い合いながら、また励まし合いながら、上を目指します。木の枝やツリーボートで一休みしながら眺める木の上からの景色は、達成感と森の雄大さを感じることができたようでした。
ネイチャーゲームは、五感をフルに使っての自然遊びです。参加者は宝物探しのように、自然界に存在する物、人間が持ち込んだものを探しながら、森の中を歩きました。他にも、カラフルな色が示された色カードを使って、これまで気づかなかった自然の中の様々な色を見つけ出す、色遊びを楽しみました。
そして、最後にはたくさんある木の中で自分が一番好きな木を一本見つけて、目隠しをしたお友達や保護者に紹介します。目隠しをして木に触れると、樹皮の感じや大きさをじっくりと感じとることができました。最後に、聴診器を木にあてて、木の音を聞いてみました。木の音とはどんな音でしょうか?
これらの体験をとおして、感覚がすまされたことにより、普段見逃している自然の奥深さや魅力が発見され、たくさんの友達と一緒に楽しく森での活動を終えることができました。

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