グラウンドワーク三島では、この度、三島市長と中郷用水土地改良区理事長宛に、「第45回三島の川をきれいにする奉仕活動」における源兵衛川の清掃活動への対応のお願いの文書を提出しました。
源兵衛川は、多くの市民や団体による水辺自然環境の改善・再生活動によってかつての清流がよみがえり、今では、絶滅危惧種のホトケドジョウや清流のシンボルであるゲンジボタルが生息する、三島市を代表する「環境再生」と「観光振興」の中心として、多くの来訪者を集めています。
また、令和7年には、「グッド・デザインベスト100」「グッドデザイン金賞」を受賞して、三島の環境特性・歴史文化特性を活かした「環境デザイン」と「エコロジーアップ」のコンセプト・ノウハウが、国内外の専門家から高い評価を受けました。
グラウンドワーク三島は、生態系の専門家の協力を得て、30年以上にわたり「環境モニタリング調査」を実施し、魚類や水生生物、鳥、植物、トンボなどについて、生態学的な見地からの専門的な分析・評価を行ってきました。また、ホトケドジョウやゲンジボタルなどの生息環境を創出するための「環境再生ワンデイチャレンジ」にも取り組んできています。
具体的には、毎年、中郷用水土地改良区との役割分担を前提として、中・下流部の各区間において、外来動植物の草刈り、在来植物の保全、堆積土の排除による通水の確保、カワニナの放流によるホタルの餌の安定供給、ホタル魚の産卵場所の整備等の作業を、10回以上も実施して、生物多様性の保全活動を進めています。
これらの環境保全活動の効果で、4月下旬から6月中旬までのゲンジボタルの総飛翔数が、平成26年の1,232匹から令和5年の3,653匹と2,421匹も増加しています。(別紙参照)
これは、源兵衛川の河川一斉清掃を「中止」したことで、飛翔前のゲンジボタルの生息環境が荒らされなかったことやゲンジボタルの幼虫放流などにより、源兵衛川の中・下流域において生息・繁殖環境が整い、個体群が安定・維持されているものと評価できます。なお、令和6年は1.101匹、7年は975匹と次第に減少していることから、ゲンジボタルの生育環境の悪化を心配しております。
今後、さらに本来の源兵衛川の豊かな生物多様性を確保・維持して、自然発生のゲンジボタルの飛翔を見るためには、生息場所の保全やホトケドジョウの繁殖・生息に適した水辺環境の改善や造成など、持続的な水辺の保全・エコアップが必要とされます。
そこで、「第46回三島の川をきれいにする奉仕活動」における、源兵衛川の一斉清掃活動につきましては、下記の趣旨をご理解の上の対応をお願い申し上げます。
記
- ホトケドジョウが繁殖する時期と、ゲンジボタルの幼虫が川辺の土中で羽化を待つ時期にあたる3月から6月に、源兵衛川に多くの人々が入り、河川内を歩き、ヤナギモなどの流水中の水草を除去することは、生き物たちに大きな環境負荷を与える危険性が想定されることから、令和8年5月10日(日)に実施予定の源兵衛川の清掃活動につきましては、第2ゾーン・水の散歩道から、第6ゾーン・温水橋(一本松バス停付近)上流部橋までの区間に関わる清掃活動については、川の中には入らず、目視のみの確認とされるように、お願い申し上げます。
- 今後、源兵衛川の清掃活動については、グラウンドワーク三島の責任において、源兵衛川流域の自治会の皆さまのご協力を得ながら、ホトケドジョウの繁殖期やゲンジボタルの産卵・孵化期が経過し、水量が減少する、10月下旬以降に数回以上実施いたします。
■依頼文書・関連資料

源兵衛川が「2025年度グッドデザイン・ベスト100」「グッドデザイン金賞」受賞
「げんべえがわ物語」「源兵衛川・中郷用水マップ」のダウンロードはこちら
世界かんがい施設遺産・源兵衛川物語~源兵衛川の歴史と役割を知る~
源兵衛川物語
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