三島駅南口東街区再開発・市長が市有地従前評価額の公表方針示さず

河野月江議員のFacebookより

 

■三島市・豊岡武士市長、この局面でもなお市有地従前評価額の市民への公表方針示せず!■

 

 昨日10月25日(火)、日本共産党三島市議団は、来年度予算要望書を豊岡武士市長に提出しました。

 

 要望書では最初の項目で、三島駅南口東街区再開発事業の組合設立認可の際、市が県知事から要請をうけた、実施設計における「5分野16項目」の検証を十分おこなうことを求めました。

 

 要望への回答に立った担当係長からは、これまでおこなった調査をもとに“適宜適切に検証をおこなっていく”ことが語られましたが、県知事の要請の背景にある、各分野の専門家からの一歩ふみこんだ調査の必要性の声にこたえた検証には触れられませんでした。

 

 この局面での豊岡市長の姿勢として「重大事態」ととらえざるを得なかったのは、懇談のやりとりの中で、三島市が市有地の権利変換計画の同意にあたって、従前資産額の市民への明確な公表の方針をもちえていないことが明らかになったことです。私たちが「この間の一般質問等からも、市有地の従前価格の設定値については、妥当性透明性についてクリアされていないと考えます。最終的に従前資産額がいくらになったかについて、権利変換計画への同意の前に市民にしっかり公表することをこれまでも求めてきましたが、それについてはどういう方針でしょうか」と尋ねたところ、豊岡市長自らの口から「まだ方針は決まっていない」と語られました。

 

 もともと事業協力者募集の際の従前価格の設定値(㎡あたり15万4千円)について、市はこれまで「あくまで設定値」としてきました。設定値であるにもかかわらず、その後準備組合がおこなった不動産鑑定では、この設定値を用いてアスマチ三島が提案した通りの価格が示されていました。果たして今回の権利変換計画では、●従前資産額はいくらになったのか ●従後の取得床面積はどれだけになったのか ●それに付随して増床分(保留床)取得にともなう市の負担はいくらになるのかー。これはつまりは、この再開発計画が、三島市の財産の流れの面でどういう計画なのかをしめす本質そのものです。やましいところがないのであれば、三島市はこれらについて、権利変換計画への同意の前に、しっかりと丁寧に、市民説明会も開いて市民に説明すべきです。そして豊岡市長は、それらを正々堂々と市民に説明したうえで、市民の審判を仰ぐべきです。

 

 権利変換計画認可という最後の山場を乗り切ろうとしているいまの三島市の意図は、いったいどこにあるのでしょう。権利変換計画認可までの手続きサイクルを最短の1サイクルにしようとしているならば、組合の権利変換計画の決議総会開催を経て、計画縦覧にまでこぎつけるリミットは12月31日です。三島市は本当にいまだ、従前資産額についての公表の方針をもっていないのでしょうか?それとも、公表するつもりがないと言えないのでしょうか?それとも・・・最悪のそれとも・・・です。仮に、三島市が、すでに権利変換計画の内容を市民に知らせないまま計画に同意をしていたとするならば、これは市民にとって何を意味するでしょう?

 

 これまでの市民説明会から権利変換計画への同意に至るまで、たったの一度も三島市自ら市民に対して、従前の資産額の設定値、不動産鑑定価格、権利変換計画における従前資産額・・・つまりは市民共有の財産の評価と処分についての情報を知らせてこなかった!ということになります。残念ながら、隠されたものを何度も何度も公文書開示請求でもって引っ張り出して、議会内外で事実と金額そのものを議論に持ち出して市民のみなさんに知らせてきたのは、議会会派では私たちだけでした。

 

 全員で目て見ぬふりをすれば良いのでしょうか? ふたをしたまま現市政を続けさせマンションが建てばいいのでしょうか? 地下水や湧水を枯らしたり汚したりしてしまうことになってもいいのでしょうか?

 

 「いいはずない!」と考えるすべてのみなさんと、私たちは力を合わせたいと願っています。

 

 (写真の3.4つ目は9/15付「広報みしま」“再開発ノート”より)

 

2022/10/20 13:31 ( 三島駅南口の整備を考える市民の会 / 活動レポート )
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