市民・NPO・企業・行政のパートナーシップにより清流がよみがえった源兵衛川では、25年以上にわたり環境改善の取り組みが継続され、今では絶滅危惧種ホトケドジョウ(静岡県レッドリスト絶滅危惧ⅠA類/県東部)やミシマバイカモ、ゲンジボタルなどの貴重な動植物が生息する、市街地ではたいへん豊かな生態系をもつ水辺自然空間が再生・復活しつつあります。
しかし、地域住民の世代交代が進み、水辺再生活動の経緯や生態系の貴重性への認識が希薄化しつつあるのが現状です。「ふるさとの川・源兵衛川」の生物多様性を持続的に保全するためには、次代を担う子どもや地域住民の関心を喚起し、環境改善・生態系保全活動に自発的に取り組む意識を高めることが必要です。
そこで当法人では、源兵衛川の環境再生の取組みや生態系などを、現場や座学で実践的・体系的に学ぶことで、水辺環境と生き物との関係や貴重性などへの関心・理解を深めてもらうために、三島市教育委員会等との連携のもと、三島市内の小・中・高校の授業等で、当法人の市民インストラクターが案内役を務める「源兵衛川環境出前講座」を、2009年度から本格実施しており、例年約2,000人の子どもたちが受講しています。
昨年度は、コロナ禍の影響により例年のように講座を開校することができませんでしたが、今年度は7月までに9校・460人の子どもたちに講座を受講していただきました。
7月13日(火)には、三島市立南幼稚園の園児の皆さん18人に対して講座を開校し、源兵衛川第7ゾーンで生き物探しに挑戦していただきました。
インストラクターの皆さんからタモ網の使い方や生き物の採り方を教わり、アブラハヤやヨシノボリ、ドジョウ、トンボのヤゴなどたくさんの生き物を捕まえ、源兵衛川にすむ生き物の特徴についても学んでいただきました。
今年度も昨年同様、源兵衛川の水量が非常に豊富で、これからの季節は水辺散策や生き物探しにぴったりです!県内外から学校や団体、少人数でも「源兵衛川環境出前講座」を受け入れておりますので、ご興味ある方はぜひ事務局までご連絡ください!
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「2020年アジア都市景観賞」を受賞しました。
2024年8月26日「富士山を壊すのは誰・刊行」「災害時地下水活用で指針」の記事を掲載
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業