グラウンドワーク三島は東日本大震災支援活動として「子どもを元気に富士山プロジェクト」を実施しました。宮城県石巻市や福島県いわき市、川俣町の被災児童や家族の皆様を伊豆長岡温泉・修善寺温泉・三島の水辺、富士山などに招待しました。

　参加者は延べ2,700人でした。3年半にわたる支援活動を通して、人の心に元気の風を送れるのは人の優しさと思いやりの心だと実感しました。源兵衛川や富士山の豊かな水辺自然環境は、疲れ、傷ついた人の心と体を癒す回復力を内在していることも垣間見ました。

　皆様には、前は源兵衛川は汚れ傷ついていたのですが、市民の自主的・主体的な発意と努力で、今の清流を蘇らせことを説明し、諦めず、愚直に物事に取り組む重要性を伝えさせていただきました。

　服を着たまま歓声をあげて遊ぶ被災児童、富士山の姿を見てパワー全開で登山した被災孤児、とにかく杯を重ね聞き役に徹した交流会、10回以上にわたり夜中石巻市にお迎えに通った日々など走馬灯のように思い出します。機会があれば、縁ある人々をまた三島に来ていただけるように企画したいと考えています。

関連資料

• 「子どもを元気に富士山プロジェクト」報告書