三島市と沼津市にまたがる松毛川(灰塚川)は、狩野川流域に唯一残された三日月形の止水域です。河川の両岸には、狩野川の原風景・原自然である、エノキ・ムクノキ・ケヤキなど12種類、1,300本(内100年以上の巨木130本)の貴重な河畔林・樹林帯が残っており、静岡県内・全国的にも大変、珍しい水辺自然環境です。特に、鳥類は120種類が生息・飛来しており「野鳥の楽園」といえます。
しかし近年、河川内に土砂やヘドロの堆積が進み、治水機能の低下や用排水路としての水質悪化の進行、また、河畔林沿いの放置竹林の繁茂が著しく、貴重な樹木の倒木や枯死が拡大しています。そこで、本会では2007年より、地域の緑の宝物である松毛川の水辺自然環境を再生・保全するために、放置竹林の伐採やチップ化、植林活動、ゴミ拾い、環境調査、自然観察会、整備計画図の策定など、次世代に地域の緑の宝物を的確に伝えていくための「千年の森づくり」活動に地道に取り組んできました。
2018年からは、松毛川右岸(三島市御園地区)に残る、個人所有の「市有地」である河畔林を守り、伝えていくための募金活動を展開して、約500万円の募金が集まり、2020年2月までに約3,000㎡の土地(山林原野)を買収することができました。
そこで今回、土地買収を記念しての記念看板の設置と買収地の説明、水辺自然環境の貴重性の解説を行う「記念セレモニー」を開催します。三島市と沼津市に広がる「自然の楽園・サンクチュアリー」の素晴しさと感動を実感して下さい。皆様の参加をお待ちしています。
記
●開 催 日:2020年4月2日(木) 11:00~12:30
●開催場所:三島市御園地区・松毛川上流部(チラシ参照)
●内 容:記念セレモニーの概要
①11:00~11:20
松毛川の水辺自然環境の貴重性と買収の説明
②11:20~11:40
記念看板の設置
③11:40~12:30
松毛川河畔林の散策
●そ の 他:自由参加、現地集合・現地解散、駐車場とトイレは長伏公園をご利用ください。
⇒詳細はこちら(PDFファイルが開きます。)
三島産新銘柄米「ゆめみしま」のご購入はこちら
「2020年アジア都市景観賞」を受賞しました。
2024年9月27日「三島そば種まき体験」掲載
グラウンドワーク三島のfacebookページ
グラウンドワーク三島のインスタグラムページを開設しました!
イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業