バイオトイレの搬出と補修・リニューアルについて
 3月25日朝、広川工房に設置させていただいた「バイオトイレ」(杉チップの分解・消臭能力を活用した循環型トイレ・富士山山頂で3年間で24000人のし尿を問題なく処理。この成果が切っ掛けとなり富士山へのバイオトイレ設置が拡大された機器)を山梨県北杜市に搬出する作業を行って来ました。
 この2基を今後、補修・分解・改良してさらに能力的な強化と効率化を図り、バイオトイレとしての処理能力の完全化を進めたいと計画しています。
 日本の山々は荒れ果て、洪水被害の原因が倒木です。杉はスギ花粉で悪者扱いです。しかし、杉が内在する有機物の「分解能力」と悪臭の発生を抑止する「消臭能力」は絶大で画期的です。この杉を資源として活用できれば、杉に付加価値が生まれ、荒れた山の間伐が進み、林業は活性化されます。
 今後、ネパールやアフリカなどに輸出して、水質悪化の原因となるし尿処理を、このバイオトイレで解決できれば、幼児の死亡率も低下し安全健全な生活環境をつくることができます。
 さあ明日は、北杜市に行き、このバイオトイレの補修作業を行います。この環境事業をグラウンドワーク三島の主要ビジネスにしたいと意気込んでいます。日本の山を再生し、最貧困の生活環境を再生する循環型ビジネスに取り組んでいきます。
 
 
 
 
 3月26日、山梨県北杜市付近にある鉄工所で、三島から運び込んだバイオトイレの補修作業を開始しました。富士山での使用を含め、10年以上もの間稼動したものであり、今回、本格的に再稼動させるための点検と故障部分の入れ替え、配線・配管・機器類の補修、杉チップの乾燥選別、機械構造の確認など、効率的・円滑に再稼動させるための解体作業を進めました。
 杉の「分解作用」と「消臭作用」を最大限に引き出すための多様な知恵と工夫が確認できて、素晴らしい装置化された機械だと実感しました。4月末までには、完璧に補修・リニュアルして、新品同様の仕様・機械に変身させていきます。
 南アルプスを望む絶景の地・工場での創造的な活動は、モチベーションがわきます。1日に何百人ものし尿をバイオトイレの外に一物・一滴も排出しない「自己完結型」の魔法のような、このバイオトイレを世界一の機器に改善するぞと関係者で気合を入れました!
 
 
 
2019/3/28 18:45 ( 地域活動 )
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