「バイオトイレ」普及の取組みについて

 グラウンドワーク三島では、杉チップを活用した「バイオトイレ」の国内外での普及に取り組んできました。2001年には、し尿の垂れ流し問題で困っていた、富士山頂に当時の住友建設静岡支店などの企業体との協働によって、このバイオトイレを設置して実証実験に挑戦しました。


 約2年半で14,000人ものし尿を完璧に処理し、杉チップの分解能力と消臭能力の有効性を実証しました。このNPOによる果敢な取り組みがきっかけとなり、国や県、山小屋を動かして、現在、42の山小屋に49基のバイオトイレ(オガクズやカキ殻を活用した処理装置)が設置されています。


 本会は、その後、アメリカシアトル近くのマウントレ二ーア国立公園やカンボジアアンコールワットへの設置に取り組みました。現在、ネパール国内での設置を目指して調整作業を進めています。


 杉はスギ花粉の原因であり、用材としての価値も低く、邪魔者・悪人扱いで評価は低いのが現実です。しかし、杉に秘められた潜在能力は無限大です。昔から便所の床や天井、壁板は杉材ですし、有機物の分解能力や消臭能力は富士山で実証済みです。


 本会では、三島市内の賀茂川神社横の広川建設さんの敷地をお借りして、このバイオトイレを設置してあります。近々には、このバイオトイレをある場所に移設して、皆様にも、その画期的な機能と卓越した処理能力(1日300人以上のし尿を処理可能)を確認できる展示場を開設したいと考えています。興味のある方は、事務局までご連絡ください。


 今後の夢は、日本の山林に放置されている杉を活用して、アフリカや東アジアの国々でし尿問題や水質汚染などの環境悪化に苦しんでいる国に輸出して環境被害を防止し、安心安全な衛生環境・生活環境を創りあけることに貢献していきたいと意気込んでいます。

 

 

 

 

 

2019/2/22 14:34 ( 活動レポート )
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