この「水系図」は昭和9年に三島町により作成された「三島町市内全圖」(故青木隆俊氏提供)です。
この図を見ると、当時の町の基軸・中心は、湧水河川に構成された「水の都・湧水網都市」だと思いませんか。
各河川名は、桜川・御殿川・四ノ宮川・源兵衛川・蓮沼川・新堀川・玉川などとありますが、市内のどこを流れている川かおわかりですか。
三島の町は、まさに川を中心に成立している町だと思いませんか。
この図は昭和9年作成で、84年経過していますが、今の三島の町の骨格・街並み・配置はほとんど変わっていません。
この古き街並み、路地、雰囲気、情緒が、世界に誇れる三島の価値です。
今後、必要とされているのは、この三島に新たな素敵な価値を付加して、他の町との「差別化」を図ることが、三島が発展していくための「処方箋」だと考えています。
この町づくりの「羅針盤」を信条として、源兵衛川などの川を散策する「回遊性」の高い平面的なまちづくりを25年以上も継続して、今の「成功モデル」を実現化してきました。
駅前に高層マンションを建設すれば、三島の町の将来像は、バラ色になり繁栄すると、昨日、市長は豪語していました。
私はイギリスなど世界的な視点・実績から鑑みて、市長の見解は間違いだと考えています。
具体的に、成功の要因、背景に、長期的な観点から評価して確実性がありません。
グラウンドワーク三島のまちづくりは、現場での成果と実績を根拠として、発言・理論の正当性を蓄積してきています。
市民の皆様も、三島っ子の先代たちが守って来てくれた、三島町の古さと無変化の魅力と価値、先輩たちの戦略性と愛郷心を正しく認識し、「変えないことの優位性」を学ぶべきです。
今こそ、市民の品格と学習能力が問われています。
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「2020年アジア都市景観賞」を受賞しました。
2024年9月27日「三島そば種まき体験」掲載
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業