本日、平成30年7月1日付の東京新聞静岡版「FUJI’S」に三島通信部・佐久間博康記者による「首長の資質」という興味ある記事が掲載されています。
「地方自治の原理・原則にのっとって…」。三島市の再開発事業をめぐり、川勝平太知事が提案したシンポジウムの開催を断ったという、豊岡武士市長の市議会の答弁に困惑し、がっかりした。再開発の進展は、市や地権者らにとって20年余の悲願。早く進めたい気持ちはよく分かる。
ただ、伊豆半島の玄関口にあたる三島市の行方を左右する大型事業ゆえに、懸念の声があるのも事実だ。さまざまな意見を交わす場の設定は、市民の合意を形成する格好の機会になると思われるだけに開催を断ったことは残念だった。
手続き的には議会が認めれば、再開発の推進は問題ないだろう。とはいえ、首の資質としては、強いリーダーシップに加え、批判の声を受け止めて生かす姿勢も求めたいところだ。
とにかく、「協定締結」に邁進する豊岡市長。市民には、水面下で何が行われているのか、まったく情報が提供されていません。今後、締結できたとの結果だけが提示され、市民のアイデアや意見、疑問が反映、活用することはできません。何を主張しようと、この事業は、今後、「中止」「見直し」をすることができない固定化された状況を、強引に構築しようと躍起になっています。今後、三島市民の問題意識と行動力によって、「水の街・三島」を守っていかなくては、今の素敵で魅力的な街を壊されてしまいます。
⇒新聞記事はこちら(PDFファイルが開きます。)
- 2018年7月1日東京新聞(FUJI'S「首長の資質」)
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