2016年11月に「世界かんがい施設遺産」に登録された源兵衛川は、室町時代後期に開削された、富士山の湧水を水源とする全長1.5㎞の農業用水路です。
三島市南田町、三島消防本部西側を流れる下流部・第7ゾーンは、エノキ、ハンノキなどの高木が生え、住宅街を流れる上・中流域にくらべ、変化に富んだ環境です。
しかし近年、土砂の堆積や、トキワツユクサ・ヒメツルソバ・アメリカザリガニなどの外来動植物の繁茂・繁殖が進み、本来の農村景観が失われつつあります。
これを受けて、三島・農業人育成・都市型グリーンツーリズム推進協議会とグラウンドワーク三島では、源兵衛川の原風景の自然環境の復元・再生を目指したワンデイチャレンジ(実践活動)を実施し、水辺環境の再生を進めています。
12月16日(金)午後と17日(土)午前・午後、本区間の「エコアップ」(環境改善)を目指して、環境再生ワンデイチャレンジを実施しました。都留文科大学の学生、市民、源兵衛川を愛する会・グラウンドワーク三島のインストラクター・スタッフ等、延べ28人が参加しました。
君が沢橋の上流側と下流側には、外来植物のオオバナチョウセンアサガオ、キショウブ(特定外来生物)、ヒメツルソバ、ハーブ類が繁茂し、土砂も堆積しています。また、在来植物のジュズ等も繁茂し、手入れの必要がありました。
そこで、草刈機や草刈鎌、スコップを用いて、外来植物の除去、堆積土砂の撤去、在来植物の手入れと、刈った草や土砂の搬出作業に、参加者と共に取り組みました。
2日間で、2トンダンプ約6台分の植物と土砂を除去でき、ふるさとの農村景観を改善することができました。
ご参加・ご協力いただいた皆様、たいへんありがとうございました。
源兵衛川第7ゾーン・君が沢橋上流側(作業前)
源兵衛川第7ゾーン・君が沢橋上流側(作業後)
源兵衛川第7ゾーン・君が沢橋下流側(作業前)
源兵衛川第7ゾーン・君が沢橋下流側(作業後)
(共催:三島・農業人育成・都市型グリーンツーリズム推進協議会、NPO法人グラウンドワーク三島)

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