「宮さんの川・ほたるの里」(三島市泉町)は、湧水が枯渇し湿地状態になっていた蓮沼川(宮さんの川)の上流部に水を流し、人工的なせせらぎを作り、ホタルが生息できる水辺環境を作りだそうと、平成16年度、グラウンドワーク三島が三島市「街中がせせらぎ事業」の委託を受けて、三島ホタルの会等の専門的なアドバイスを受けて、地域住民とともに建設したものです。
現在は、泉町自治会をはじめとする地域住民の皆さんによる定期的な清掃や、三島ホタルの会の管理により、ゲンジボタルの発生が見られるようになりました。
建設から5年以上が経過し、観察デッキやほたる水路の補修が必要な時期を迎えたことから、リニューアル作業を実施しました。今回は、ほたる水路の「竹しがら」による補修作業に挑戦しました。
「しがら」とは、一定の間隔で杭を打ち、竹などを編んでつくる簡易土留工です。当日は、「グリーン・ジョブ(環境まちづくり)研修」の大学生やシニアなどの研修生や、三島ホタルの会、グラウンドワーク三島のスタッフなど25人が参加しました。
午前は、前日に三島市内で間伐して搬入しておいた青竹を、土留めに沿って切断し、太い竹と細い竹を組み合わせながら設置ました。
次いで、掛矢で木杭を打ち込み、青竹を2段編みこみました。並行して、しがらの内側に詰める粘質土の袋詰めと搬入も実施しました。
午後は、仕上げ作業として、搬入した粘質土をしがらの内側に詰め込むとともに、大きくなった植林木の剪定も行い、ほたる水路のリニューアルを終えました。
次回は、12月22日(水)、観察デッキの補修作業を行う予定です。
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