第9回三島駅南口の整備を考える検討委員会
三島湧水・地質構造講演会
駅前開発が楽寿園や白滝公園の湧水に与える影響を考える
~4月12日(火) 午後6時30分開催 参加者募集 ~
3月26日に開催された「地下水問題講演会」は衝撃的な内容でした。高層マンション建設予定地において、三島市により実施された10箇所近いボーリング調査結果によると、駐車場での地下水位が地下4m付近にあり、8mと12mにも地下水の流れがあることが実証されました。
仮に、この場所に高さ70m近い高層マンションを建設するとなると、耐震構造上、高さの約20%・14m程の基礎部の掘削が必要になることが予測される、という見解でした。
さらに、当該地の地質の大部分を締める玄武岩は、強度はあるものの全体的に空隙と亀裂が多く、不安定であることから、安定性を確保するためには、その地盤にさらにボーリングを行い、基礎杭を挿入して耐震性と安定性の確保を図ることが必要である、と解説されました。
この事実を分析すると、地下水の入口・喉仏の部分に、巨大な井戸・穴をあけることになり、地下水の流れが変化・変動して地下水位が低下し、市街地に点在する多くの井戸や湧水池の水位低下を招く危険性があると指摘されました。まさに三島駅南口での高層マンション建設によって、「水の都・三島」の貴重な湧水が消滅してしまう心配と不安が拡大したといえます。
そこで今回、三島駅や楽寿園、白滝公園、菰池公園周辺の地形や地質の実態、地下水の流れなどの現場サイドからの専門的知識に詳しい、静岡県地学会の増島淳氏をお招きしての「三島湧水・地質構造講演会」を開催いたします。
三島駅南口再開発事業における高層マンション建設による地下水への影響や、市民が普段、あまり知ることのない興味深い地形・地質・地下水の特異性や価値などについて、有益な判断材料となるジオ情報を得ることができますので、市民の皆さまの参加をお待ちしております。
三島駅南口の整備を考える市民の会 代表 渡辺 豊博
記
日 時 2016年4月12日(火) 午後6時30分から午後8時30分まで
場 所 三島市民文化会館 3階 大会議室(三島市一番町20-5)
講 師 増島 淳 (ますじま・じゅん) 静岡県地学会東部支部長
申込み 申込み不要・自由参加
※参考資料として、募集チラシ裏面に、昭和58年高島勝氏が調査した小浜池付近の井戸や湧水池の分布図を添付しています。

地図 [KML] [地図表示] | |
住所 | 三島市一番町20-5 |
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