10/17(土)10:00~12:00 鎮守の森探検隊「第7回目里山の貴重な生き物を観察しよう」を開催しました。
前夜から降り出した雨が心配されましたが、雲の合間から日差しが見えはじめる中、第7回鎮守の森探検隊を総勢19名で開催しました。
今日は、生態系専門家の加須屋真先生(常葉大学非常勤講師)と関川文俊先生(常葉大学附属環境防災研究所研究員)を講師に招き、静岡県立三島南高等学校のビオトープと伊豆縦貫自動車道の東側に広がる里山エリア(水田・休耕田・湿地帯・水路)を観察会の場として、大場の生き物や植物を観察しながら里山の魅力に迫りました。
まずは、静岡県立三島南高等学校のビオトープ(※1)を訪問しました。
今夏、地域の方にも協力をいただきながら、1週間ほどで「三南トープ」の大整備活動に取り組んだそうです。
(※1)ビオトープとは、「地域の野生動物が次の世代へ生命をつなげていく環境」と本日のプログラムで解説しました。
40m井戸を掘り、一定の水温(15℃)の水が流れるように高低差をつけ工夫をしています。現在の三南トープには、ドジョウ、ミシマバイカモ、アメンボ、カワニナ、メダカが棲息しています。
三南トープはだれでも自由に訪れることができ、大場の自然の生き物たちを身近に見ることができます。その環境を保つため、ビオトープの生き物には餌を与えないこと、また外来種を持ち込まないよう気を付けましょう。
その後、大場の里山周辺の散策をして、トンボやチョウチョウの観察をしました。
陸上の生き物の観察を終え、次は水生生物の観察場に移動しました。
たも網を使って、水生生物の採取に挑戦しました。
最後に採取した水生生物を一箇所に集めて観察会を行いました。
本日観察した主な生き物は、ホトケドジョウ、アメンボ、トノサマガエル、キタテハ(トンボの一種)、アオモンイトトンボ、ウズバキトンボ、キタキチョ 等
植物は、サザンカ、ミシマバイカモ、ガマズミ、セイタカアワダチソウ(外来種)等
観察会が終わったら、採った水生生物はもとの用水路に戻し見守ります。
三島南高等学校からも学生が参加して、全員で地元里山の魅力を堪能しました。
次回は11/8(日)(注:11/7(土)から日程が変更になりました)9:00~12:00、山田川自然の里にて落ち葉やドングリを拾い、ネイチャークラフトに挑戦します。雨天の場合は、屋内で開催します。
現在、参加者募集中です。皆様のご参加をお待ちしております。
地図 [KML] [地図表示] | |
住所 | 静岡県三島市大場 |
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
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