当法人では、日本の潜在的な魅力や観光力の向上、地方の経済再生を目的とした
外務省の事業「JENESYS2.0」の一環として、公益財団法人日韓文化交流基金を通じ、
自然保護やまちづくりに関心の高い韓国の高校・大学生を8月に招聘する、本事業を受託する運びとなりました。
また9月には、日本の大学生を韓国へ派遣し、さらなる交流と日本のPRに取り組みます。
8月7日~10日まで宮城県大崎市、石巻市、女川町において、
11日~13日まで静岡県三島市において、
「環境資源を活かした先進的なまちづくり、東北の産業復興を学ぶ、韓日青少年市民交流事業」を行いました。
■活動報告②
8月7日(金)の大崎市ツアーに続き、8月8日(土)に実施した石巻市ツアーについてご報告いたします。
石巻市ツアーでは道の駅上品の郷、石巻専修大学、松厳寺、ゲストハウスみら いの皆さまにお世話になりました。
鳴子温泉より石巻市に向かうバスの様子。これから被災地に向かうと合って緊張感もありますが、復旧・復興状況についてご説明しました。
石巻の道の駅上品の郷到着です、地場産品がいっぱいで、お買いものもできました。
旧河北町の元町長であり、現在道の駅上品の郷の太田駅長より、被災時の体験や支援活動、道の駅の農産物など先進的取り組みのレクチャーを受けました。
訪日団より活発な質問と感想も述べられ、被災地の復旧・復興状況の理解とともに、新たな産業の可能性を学びました。
続いて石巻専修大学生が登場し、自己紹介や大学での被災地支援活動など意見交換し、同世代とあって盛り上がりました。
道の駅のランチビュッフェは地の物がたくさんで、日韓の若者で会話も弾みながら美味しく頂きました。
ランチ後は、太田駅長のご邸宅に案内いただきました。16代受け継がれてきた武家屋敷で、大きな鎧門がお出迎えです。
屋敷周辺の石垣の歴史的背景や、石工による技術について説明し、同じく歴史を重んじる韓国の建造物と対比しました。
わずか2週間前に葺き替えたばかりの茅葺き屋根に歓声が上がり、素晴らしい日本庭園を興味深く散策しました。
日本固有の武家屋敷の歴史を感じさせる屋内もご紹介いただき、貴重な資料もたくさん発見できました。
庭園の一部を山が構成し、日本独特の借景の庭園技法につても講義いただきました。同時に維持管理の苦労についても理解しました。
太田駅長、本当に貴重な日本の武家屋敷をご案内いただき、心より感謝いたします。
つづいて、津波により甚大な被害を受けた大川小に到着。犠牲となった多くの子供達や先生方、住民の皆さまに対して献花しました。
震災遺構として保存すべきか石巻内でも議論が続いている事など、今でもご遺族の心の復興に至っていない状況を伝えました。
北上川が5㎞以上逆流し、被害を受けた旧大川小校舎は、その自然の脅威を知らせると共に、命の大切さを伝えてくれました。
つづいて、石巻専修大学を訪れました、気温も上がりクーラーの効いた教室がお待ちかねです。
昨日から引き続き、石巻で被災した李先生から地元NPOの支援活動や大学としての取組みについて講義していただきました。
石巻で家族をもった趙さんからも、後輩たちに自身の仕事や、石巻の被害状況や産業の魅力・可能性について意見交換しました。
訪日団の皆さまも、被災地に住む韓国人の先輩方のお話とあって、被災の現状や東北の魅力を真剣に学んでいます。
お昼に引き続き、石巻専修大生による支援活動の説明と意見交換、さらに日韓関係・青少年国際交流の意義について大変盛り上がりました。
夕方になり、松厳寺で開催された夏祭りにご招待いただき、日本の祭りを体験していただきます。
初めてのそうめん流しに夢中の皆さん。
女の子達が何より喜んだ、ゆかたの着付けも先生方に教わり、祭りの雰囲気が一層盛り上がります。
日韓学生や地元住民、子供達、ボランティアの皆さまと交流花火大会、全てが初めての経験です。
松厳寺さん、着付けの先生方、本当にありがとうございました!
夕食を交えながら、漁業も兼ねるゲストハウスのおかみさんの楽しい自己紹介。明日は女川で漁業体験を楽しみましょう!
(活動報告③に続く)
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「2020年アジア都市景観賞」を受賞しました。
2024年9月8日「『心を元気にするショートツアー』珠洲市長・能登町長へ報告」の記事を掲載
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~
A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
2021年9月16日「桜川川端」の整備作業
2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業