ネパール大地震支援活動

募金にご協力ください

2015年4月25日に「ネパール大地震」が発生し、貴重な世界遺産や建物の倒壊、8,700人以上の死亡者の発生など、悲劇的な報道が続いています。
「グラウンドワーク三島」は、このネパールの厳しい現状を踏まえ、４月２７日から募金活動をスタートしました。今回、５月３０日から６月３日までの間、ネパールの現地を渡辺専務理事が団長として、国際ボランティアの皆さまの参加を得て訪問いたしました。
第1回目の支援活動は、ネパール日本友好協会（山梨県）と合同で、ボランティアを含め計10人で実施しました。5月30日はカトマンズ市内の被害状況調査、5月31日は農村地帯のヌワコット地方での米、小麦、豆など1,000人の被災者2週間分の食料提供をはじめ、災害用バイオトイレ3基やテント20個、医療品も配りました。6月1日はパルシュタン小学校を訪問し、文房具や通学用かばんなどを120人の児童に手渡しました。また、トリブバン大学とナーヤアーヤム総合大学との人材交流を柱とした協定を締結しました。
カトマンズ市内・王宮近くで3,000人が居住する避難所の仮設トイレは1箇所しかなく、強い悪臭が周囲に漂い、素掘りの便槽にはし尿が溜まり、目が痛くなるほどでした。このままでは、雨期に入り、し尿の垂れ流しや拡散による感染症の拡大、周辺井戸の水質汚染など、子どもたちへの肺炎や赤痢、チフスの蔓延を含め、環境被害・健康被害の重症化・深刻化の危険性を実感しました。
そこで、今後の本会の支援活動は、8月を目途に10基の「災害用バイオトイレ」（1基100人/日処理）の設置、その後、11月を目途に3基の「常用バイオトイレ」（1基1,000人/日処理）の設置を目指し、募金活動を継続いたします。
なお、今回は、食料1,000人分50万円、災害用バイオトイレ3基15万円、テント20基30万円、医療品・その他25万円計120万円を使用しました。
ネパール最初のバイオトイレ設置による、子どもたちの命を助ける支援活動へのご理解とご支援を引き続きお願いいたします。

※詳細はこちら（PDFファイル）