白滝公園は、三島市の中心地の桜川沿いに位置し、ケヤキなどの巨木の森と溶岩からなる湧水公園です。夏には、園内の溶岩の隙間から地下水が湧出しており、「水の都・三島」を体感できる素敵な場所です。

　公園の北端（三島市生涯学習センターへの歩道橋付近）の池は、かつて子ども用のプールがありましたが、昭和60年、子どもが遊べる親水施設として、底にコンクリートと丸石を敷いた池と水路に改修されました。しかし、約30年が経過する中で、池底に藻がたまり、維持管理にも課題が出てきていました。

　これを受けて、現在、三島市発注の白滝公園修景整備工事が開始されました。改修計画は、三島市、グラウンドワーク三島、専門家、施工業者等との協働のもと、池底と水路底のコンクリートを撤去して砂利や丸石を敷く計画を策定しました。

　整備工事が開始され、コンクリート底の撤去が始まると、いままで池底のコンクリートで抑えられていた地下水が湧き出してきました。豊水期になれば、池底からの地下水の湧出も期待できそうです。

　3月中には、「水の都・三島」の中心に、地下水が自然湧出する、素敵な池と水路が完成します。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。