7月26日(土)抜けるような青空の中「三島街中ウォーキングツアー」に行ってきました。
今回の「三島街中ウォーキングツアー」は、三嶋大社から桜川沿いを南下するコースです。
ここには、「源頼朝」にまつわるたくさんの史跡があります。
三嶋大社の大鳥居に集まった参加者と軽く準備運動をしました。
本日の案内人である小松さん、城所さんと一緒に大鳥居のすぐそばの安達藤九郎警護跡にある松の木の前で説明を聞き、階段を利用して記念撮影をして、いよいよ出発です。
旧下田街道を少し南下し、市役所入り口にある「陣屋稲荷大神」にお参りし桜川すじかい橋跡に向かいます。
ここは現在、暗渠になっていますが、灌漑用に分流された桜川が旧下田街道を斜めに横断し、かけられていた石橋も斜めに架けられていたことから、すじかい橋と名付けらたといわれています。
次に向かったのは「法華寺」。ここには頼朝の腰掛け石や経塚が残っていて、今回は、経塚を見学しました。
以前は衣掛け松があったということですが、枯れてしまったようです。
ここからさらに南下していくと「言成地蔵尊(いいなりじぞうそん)」があります。
この「言成地蔵尊」にまつわる話はこちらをご覧ください。
とても暑い日で、鎮守の森に入るとホッとするお天気でした。
次に向かった「妻塚観音堂(さいづかかんのんどう)」にもまつわるお話がありますが、それもこちらをご覧ください。
小さな観音堂ですが、頼朝にまつわる歴史のあるところです。
「妻塚観音堂」を出て、笠ぬい橋を通り、「間眠神社(まどろみじんじゃ)」へ向かいます。
この日はお祭りということで、地域の方々が準備をしていました。
ここも鎮守の森があり、木陰に入ると涼しい風を感じます。
本来のお祭りは、7月31日~8月1日とのことですが、今年からその前後の土日を利用して開催するとのことを伺いました。
このお祭りのときに旧韮山町長崎から「大注連縄」が奉納されるとのこと。
この日は注連縄が外されていて見ることはできませんでした。
この神社の境内にある間眠の松は、現在6代目となっていました。
この辺りは、三島菅笠の産地だったとのことで神社の入り口には、奉納されるという菅が栽培されていました。
遠州屋染物店は明治元年に創業された染物屋さん。
頼朝とは関係ありませんが、桜川を利用して営んでいる染物屋さんです。
もともとは、遠州地方で花火職人をされていたとのこと。
作業所の真裏に桜川が流れていて、今でも糊落としなどに利用しているそうです。
作業所から見る桜川のせせらぎは、とても涼しそうで、参加者からもこの中に入りたい!という声が上がるほどでした。
次は、桜川でのちゃんかけ拾いを組み込んでも良いかも!
遠州屋染物店を後にし、最終目的地である「旧三島測候所」はもうすぐそこです。
現在ある建物は、昭和5年に建てられたとのことです。
当時は、中央気象台臨時三島出張所の庁舎として利用されていました。
現在は、旧三島測候所全体を記念公園として、庁舎を一般に公開しつつ、三島市の「エコセンター」として活用されています。
入り口にあるステンドグラスが、とても印象的でした。
この日は、前庭で「ソーラークッカーを作ってみよう」というイベントをやっていました。
帰りがけ、イベントで調理したという、馬鈴薯とサツマイモをいただきました。
太陽光で焼かれたおいもはホクホクでとても甘かったです。
裏庭には、ミシマサイコが栽培されていました。
夏の暑い中、たくさんの方に参加いただき、知らなかった場所や歴史を勉強できたことがとても楽しかったです。
次回の街中スタディーツアーは、どこに行こうかな!?

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