今年も「鎮守の森探検隊」の季節がやってきました。
今年度のテーマは、〜ふるさとの森と川の魅力と不思議を実感〜です。
第1回目のプログラムは、7月18日(金)「光を灯して、夜の虫の観察会」。
ライトトラップを使った夏の夜の昆虫観察会です。
箱根西麓から三島市に流れる山田川流域には広葉樹林と、豊かな湧き水が流れ、
棚田や畑、果樹園が川沿いに連なる農村風景が広がります。
ライトトラップはおおきなライトを灯し、光に集まる虫の性質を利用した昆虫採取の方法です。
今年は、曇り空で、時折雨がぱらつく天気です。念のため、タープを用意し、観察会の準備をします。
山田川自然の里の梅園の近くにある広場にライトトラップの準備をします。
ライトトラップは3種類のライトを使い、虫を呼び寄せます。光の周辺に白い布を張ったり、
敷いたりしたところに集まった虫を先生と参加者で観察していきます。
先生のあいさつの後、まずは、近くの木にいたカミキリムシを観察です。
大きめのカミキリムシに男の子たちはキラキラした目で見ていました。
開始直後は、まだ、明るく、ライトトラップには羽蟻がたくさん集まっていました。
雨の後には、たくさん発生するようです。よ〜く見ると女王アリもいます。
賑やかな声が聞こえ、子ども達が集まっている中心には、ツチガエルが捕まっていました。
畑から来たのか、畑に行こうとしたのか、途中で捕獲されたようです。
先ほど、カミキリムシのいた木の樹皮の下にコクワガタを発見。
休んでいたのかな?そっと樹皮をめくるといました!
ひとしきり、子ども達と観察した後、ポロッと落下し、草の中に隠れてしまいました。
ちょっと、残念です。
今回は、コガネムシやカメムシなどがたくさん集まりました。
同じように見えますが、羽の色や光沢、大きさなど少しづつ異なり、昆虫の先生は、
そのほんの少しの違いを見て判断しますが、その様子に参加者はびっくりです。
背中にハートを背負ったエサキモンキツノカメムシも見つけました。
時間がたつにつれ、少しずつ大きな虫が集まってきます。
羽が金色に見える珍しい蛾やヘビトンボも見ることができました。
この会場の周りは、畑が広がっているので、これらの虫は害虫扱いされますが、
観察会では虫が集まるとみんなで大喜びでした。
説明する先生方も子どもたちも目がキラキラ輝いています。
ちょっと珍しい虫がいると先生の方が子どものように見えてしまうのは気のせいだったでしょうか…
普段、見慣れているカミキリムシも
幕の裏側にまわるとこんな感じに見えます。
ライトトラップの大きな仕掛けを使った観察会は、普段目にする昆虫がとても不思議に見えて面白かったです。
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