鎮守の森探検隊(6)探してみよう!川に潜む虫の世界

 鎮守の森探検隊6回目となるの本日のプログラムは、樹齢200〜400年といわれるマツや、クスノキ、スダジイなどの巨木が茂る真鶴岬の魚つき林(海岸林)を歩き、林が海にもたらす影響を探ります!魚つき林とは、海岸近くにある森のことで、その森の存在が魚を集めると言われています。実際に魚つき林とは、どのような森なのでしょうか?

 

 まず、私たちは三島駅南口に集合し電車とバスを乗り継ぎながら、ケープ真鶴まで移動しました。普段、公共交通機関をほとんど乗ったことがないという子どもたちにとって、切符を買ったり、景色を見ながらの移動はとても楽しい社会見学になったようです。

 

 到着後、バスから見えた海辺や森を、実際に歩きます。まだまだ、残暑の厳しい一日でしたが、巨木の葉が日陰を作りだしているので、森の中は涼しく、そして、足元にはたくさんの落ち葉がつもり、フカフカした柔らかさを感じることができました。

 

 三ツ石海岸の魚つき林は、江戸時代より人の出入りが禁止され、勝手に木を切ることができませんでした。そのため、巨木から成る立派な森が残りました。歩いていると、とても幹の太いクスノキを何本も発見しました。クスノキは、防虫剤の原料となるショウヨウがとれ、葉からは薬のような匂いがしました。そして、クスノキの周りにはクスノキの実の汁を吸って生きているツチカメムシがたくさん見つかりました。その他にも、綺麗なピンク色のオオセンチコガネ、ジョロウグモ、オナガグモなどなど発見しました。

 

 また、地面に積もった落ち葉の下にも、生き物の世界は広がっています。にょろにょろしたムカデやヤスデなどです。見た目は似ていますが、まったく違います。大きな違いはムカデの足は、体の一節から一対で2本出ていますが、ヤスデは一節から2対4本の足が出ていることです。ムカデのほうが足の数が少ないので、動きが早く、生きた虫を食べます。ヤスデはムカデに比べると、ノロノロとして動きは遅く、枯れた木の葉などを食べるそうです。

 

 最後に先生から、「この落ち葉がスポンジのように雨水を蓄える役目を果たし、そして、土の中の生き物は、この葉を食べて分解し栄養を作りだします。落ち葉は栄養の素になります。そして、この栄養をたっぷりと含んだ雨水はゆっくりと海へと流れ込み、魚の食べ物となる海藻やプランクトンを育てます。そして、それを求めて、魚が集まってくる。生き物の世界は種類が違っても、みんな繋がっているんだよ。」と、説明がありました。

 

 解散後も、参加者は磯で貝やヤドガリ探しに夢中になっていました。この森を歩いたことで、参加者たちはいろいろな生き物に触れ、森と海の関係や、生き物の世界は繋がっているということが直に感じられたことかと思います。

 

 最後に、今回も外来種が発見されたという報告です。アカボシゴマダラです。これは、本来ならもっと南に住んでいるはずのチョウです。毎回、いろいろな場所で、観察会をしていますが、本来いるはずのない外来種にいつも驚かされています!

2010/9/11 9:02 ( 環境教育・視察研修 )
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