10/5 鎮守の森探検隊 IN 柿田川 [地図表示]
10月5日(土)朝から降っていた雨も小降りになり、雨のスタートとなった第7回目の鎮守の森探検隊。
「東洋一の湧水量がもたらす貴重な自然」というテーマの通り、今回は柿田川湧水公園の散策道を使っての観察会です。
駐車場に集合し、柿田川の説明を先生から伺います。
柿田川の距離は、1.2キロ。水源は、国道一号線の真横から湧き出る湧水で、この湧き出した水が川をつくっています。
まず、向かったのは、公園の散策道…ではなく、駐車場への侵入道。
シラカシの木を観察。シラカシは常緑樹です。一年をとおしてつやのある葉が見られます。
帽子をかぶったどんぐり発見!
このシマシマがシラカシのどんぐりの特徴だそうです。
その根元を見ると青々とした緑が一面に広がっています。
これは、トキワツユクサ。外来種で、かなり困ったヤツなのだそうです。
このように野生化してあちこちに勢力を伸ばしているんだとか…
続いて、クヌギの木を観察。
クヌギのどんぐりはこんな形。
帽子に特徴があります。これは栄養不足かな?と先生がおっしゃっていました。
上を見上げ、葉をよ~く見ると… あれ、葉っぱの上にまあるい卵?
これは、虫こぶと言うんだそうです。
タマバチの虫こぶでは?と先生がおっしゃってました。
そのすぐ近くにあったのは、わかりますか?
カマキリの卵です。
冬を越して、暖かくなったら、ぞろぞろとちびっこカマキリが出てくるんでしょうね。
さあ、公園の散策路に入って行きます。
まず、子どもたちが注目したのは、サワガニ。
雨上がりということもあるのか、散策道に入る前から見かけましたが、階段を下りた正面にたくさんいました。
伊豆では、青い個体が多いので、三島っ子も普段目にするのは青いものが多いと思いますが、普通は赤い個体なんだって!
男の子たちは、サワガニに釘付けになっていました。
ヒトスジシマカに刺されながら下って行くとトンボがスーッと横切りました。
アサヒナカワトンボです。10月のこの時期には珍しいとのこと。
このアサヒナカワトンボ、伊豆個体群という種類とのことで、伊豆地域にしか生息していないんだそうです。
柿田川湧水公園の水は、湧水です。源兵衛川と同じように水温が一定なので、この時期でもたまに見られるとのことでした。
少し進むと今度は、ミヤマサナエが木の細い枝の先に止まりました。
天気があまり良くなかったので、生き物はあまり見られないのでは…と思いましたが、探してみるといろいろといるんです。
進んでいくと、ツリガネソウがピンクのかわいらしい花をつけていました。
川の方を見ると、川の中で黄緑色に見えているのは外来種のオオカワヂシャという植物で、繁殖力が強いため、駆除をしてもすぐに勢力拡大!してしまうようです。
管理されている方々の苦労は大変なものだと伺いました。
そこから、ふと下を見るとミシマバイカモやヒンジモ(絶滅危惧種?類(VU))が見えます。
両方とも清流でないと育たない貴重な植物です。
第2展望台、第1展望台とまわり、わき間を見学しました。
第2展望台からは優雅に泳ぐアユが確認できました。
第2展望台から第1展望台に向かう途中の樹木の名前を書いたプレート(ケヤキ)を先生が持ち上げてみると、虫たちがかたまっていました。
これは、ヨコヅナサシガメというカメムシの仲間で、これは幼虫のようです。
このヨコヅナサシガメ、毒性があるので触らないようにと先生から注意を受けました。
自然界で、赤い色を持つ昆虫は毒性を持つものが多いので見かけてもむやみに触らないよう教えていただきました。
最後に第1展望台から、わき間を見学です。
砂が生き物のように動いていて、東洋一の湧水というのが納得!という景色でした。
2時間があっという間の観察会でした。
参加者のみんな、柿田川についてわかったかな?
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