グラウンドワーク三島では、市民・NPO・企業・行政のパートナーシップで清流がよみがえった源兵衛川の生態系保全活動として、数年前より、自然環境の復元再生を目指した「外来動植物一掃・草刈り・土砂搬出」を実施し、水辺環境の再生を進めています。
今回は、第4ゾーン・中流部の三島中央病院から三島メディカルセンター沿いまでの約300m区間のエコアップ(環境改善)を進めるために、繁茂したジュズダマやミゾソバ等の在来植物の手入れ(草刈り)と、堆積土砂の除去作業を行いました。源兵衛川を愛する会、流域住民、グラウンドワーク三島インストラクターに加え、三島高等学校の2年生・教職員18人にもご参加いただきました。
作業前には、源兵衛川を愛する会の越沼正さんや広川敏雄さん(広川建設代表)から、源兵衛川の概要やこれまでの環境再生の取り組みについてご説明いただきました。続けて、広川さんより、本日の作業方法と、草刈鎌等の道具の正しい使い方についてレクチャーを受けました。
作業の前半は、源兵衛川・三島中央病院沿いのホトケドジョウ生息環境再生区間の在来植物の手入れと外来植物の除去に挑戦しました。こちらが、作業前の様子です。
草刈り鋏や草刈り鎌を使い、右岸に繁茂した在来種のミゾソバやジュズダマを30cm程度残して刈り取りました。刈った在来植物はグリーンバックに詰め、階段上のトラックまで運んで積載します。体力が必要な作業を1時間以上行い、2トントラックの荷台一杯の植物を除去することができました。
作業終了後は、このようになりました。
後半には、三島メディカルセンター沿いの左岸の堆積土砂の除去を進めました。7月21日のワンデイチャレンジの際より水量が減った結果、左岸の堆積土砂が目立つようになったことから、ツルハシや剣スコップを使って掘削し、左岸の岸辺から50cm位まで、水が流れるようになりました。
作業終了時は、参加者全員で、川の中に生えているミシマバイカモに付いた植物の茎などをきれいに取り除きました。高校生には、遊歩道の掃き掃除等に積極的に取り組んんでもらったのが印象的でした。
およそ2時間の作業で、当初の作業目標を無事達成することができました。参加者の皆様、半日間の作業、たいへんお疲れ様でした!
グラウンドワーク三島では、引き続き、源兵衛川のふるさとの川づくりに向けて、外来動植物の除去作業や生息空間の再生創出などに取り組んでまいります。皆様のご協力をお願いします。
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