どんな組織なの?

組織概要

静岡県三島市は、昭和30年代までは富士山からの涌き水が町中に流れ、美しい水辺空間と自然環境を誇っていました。しかし近年、上流地域の開発や放置森林の増加によって、富士山からの涌き水が減少、そのため湧水池や湧水河川が枯渇し、豊かだった水辺自然環境も消滅の危機にさらされるようになりました。

 

そこで、それまで地域でバラバラに活動してきた市内の8団体(三島ゆうすい会、三島ホタルの会、三島青年会議所など)が一堂に会し、「水の都・三島」の水辺自然環境の再生と改善を目的として、1992年9月、「グラウンドワーク三島実行委員会」を結成しました。地域の環境改善の取り組みに、市民・行政・企業のパートナーシップを導入する「グラウンドワーク」の手法を活用することになったのです。

 

同委員会による環境改善活動は「市民が主役」ですが、そこに行政と企業を取り込み、三者による新しい地域総参加の体制づくりを進めていきました。その結果、市民・行政・企業の三者の連絡調整機関として「全体会」を構成、各市民団体の責任者で「理事会」を構成して、各協議会の決定を行う組織体制が出来ていきました。また実務部隊は、各団体から4〜5名のスタッフが配置され、「プロジェクト会議」の責任者となっています。

 

こうした協力関係からお互いの信頼関係が生まれ、まちづくりも目に見えるように活性化されていきました。現在、20団体が加盟し、「三島梅花藻(バイカモ)の里の整備・保全事業」や「松毛川河畔の自然環境保全事業」など、70のプロジェクトが地域住民やボランティアの協力の下に進行しています。

 

財政的には参加市民団体からの拠出金、企業からの賛助金・寄付金、行政からの補助金などが収入源になっており、また資材提供や機材供与、労力提供など、様々な形での支援を受けています。平成11年11月に特定非営利活動法人(NPO法人)となったグラウンドワーク三島では、将来的には市民・行政・企業の三者の中核に存在する「専門性の高い仲介役的なNPO」の組織づくりをめざしています。

 

⇒ グラウンドワーク三島 理事・監事・評議員一覧

2021/9/2 19:27 ( グラウンドワーク三島とは )
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イギリス&日本・自然環境回復の処方箋~グラウンドワーク~

 

A story of Genbegawa

 

2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業

 

2021年9月16日「桜川川端」の整備作業

 

2021年8月28日「鎧坂ミニ公園」の整備作業

 

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