「水の郷公園」の整備工事が始まりました(令和元年7月15日)

2019/7/16 17:24 投稿者:  gwmishima
 皆さん、境川・清住緑地の隣で、三島市による整備工事が始まった「水の郷公園(仮称)」をご存知ですか。元は綾部養鱒場の跡地で、その後、平成建設さんに移り、最終的には、グラウンドワーク三島などの提言により、三島市が買収した、柿田川に匹敵するほどの価値ある大湧水地です。
 
 掘削工事が始まると地区内各所から湧水地が現出して、数本の「水柱」も確認できました。整備計画のコンセプトは、湧水を活用した自然公園です。三島バイカモが咲き乱れ、多様な水生植物が繁茂し、ホトケドジョウや日本メダカ、トンボ、ホタルなどが生息する自然度の高い水辺公園づくりです。
 
 隣接する境川は沼津土木事務所により、今の水辺自然環境を一次的に移植し、完成後に川に戻す、最新の多自然型の川づくり(ミチゲーション)を同時に実施します。
 
 ここでは、私の源兵衛川の水辺再生の経験知・専門知を駆使させていただき、計画図の設計、工事現場の確認、バイカモなどの植生の移植・管理、生物多様性の生息環境づくりの環境技術などを指導・助言させていただいております。川勝知事も2回も現地に来ていただき、「世界一の大湧水地だ。観光振興の拠点として大いに整備・活用すべきだ」と助言を受けています。来年3月に施設が完成します。
  
 課題は、境川・清住緑地を含めた、自然度を活かした維持管理システムの構築です。「市民主体の管理マニュアル」素案を作成してありますので、愛護会や地元住民の皆さんとともに、話し合いや役割分担を議論していきます。現場を見てください。
 
 
 
 
 
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