復興支援型インターンシップ就職起業研修レポート(黒森もりもり倶楽部)

2012/9/10 0:00 投稿者:  gwmishima

 黒森もりもり倶楽部の就職・起業研修では、宮城県石巻市で展開する農業を中心に、仮設住宅支援活動や各種お祭りへの手伝い・ヒアリング等、幅広い活動を行っています。

 

 東京農工大学の研修生は、石巻の農業生産法人等と連携し、実際に栽培計画を共同で作成するなど、実務レベルでの支援活動も展開しています。

 

 

 農業生産法人アルコバレーノファームでは、現在4棟のハウス栽培を展開しています。夏季はフリルレタスやサンチュの生産・出荷が最盛期であり、研修生もいち人材として、毎日援農に取り組んでいます。

 

 実務に関しては、生産法人の皆さまに丁寧なご指導をいただき、普段経験できない農業の実践を通して、新たなコミュニティ形成にもつながっています。

 

 

 8月24,25日に大森仮設団地にて、初の大々的な仮設祭りが手作りで開催されました。研修生も、祭りの計画から実施支援まで関わり、宿泊先のゲストハウス「みらい」にて、祭り当日の演奏会参加に向けた練習会も行いました。

 

 当日も大盛況に終わり、今後も研修生と仮設在住の皆さまと、継続的な交流が続きそうです。

 

 

 

 石巻・女川地域のお祭りと言えば「獅子舞」です。しかしながら、先の大震災にて、獅子舞の道具一式はもとより、演者の方々も大きな被害にあわれました。

 

 それでも次世代の踊り手、お囃子の育成に地域一体となって取り組んでおり、研修生もそうした取り組みに参加し、直接お話しを耳にし、たくさんのエネルギーをもらっていました。