復興支援型インターンシップ就職起業研修レポート(フェアトレード東北その4)

2012/9/6 0:00 投稿者:  gwmishima

 9月3日にフェアトレード東北が実施する就職・起業研修において、シンポジウムを開催しました。

 

 シンポジウムのパネリストは、株式会社セリュックスホールディングス(レッドロブスターの親会社)の代表取締役・大塚啓さん、株式会社フードアトリエの代表取締役・松本圭介さん、フェアトレード東北代表の布施龍一、石巻専修大学准教授の李東勲先生の4名で、東京農工大学大学院連合農学研究科の林丈雄さんをファシリテーターとして進行しました。

 

 

 テーマは「復興と起業と雇用」とし、フェアトレード東北代表の布施とセリュックス社長の大塚さんの震災後の出会いの話しから始まり、石巻で大塚社長が先日立ちあげた「株式会社石巻フーズ」設立に至る経緯や、フェアトレード東北とセリュックスの事業の共通点である「食とヒト」に関わる議論、今回の内閣府「復興支援型地域社会雇用創造事業」の第一のテーマである「起業」と「覚悟」に関わる議論など、午後1時半から2時間以上に渡って「熱い」議論が交わされました。

 

 参加した研修生の中には「浜の再生」を事業として考えているかたもいらっしゃるので、大手食品外食チェーンと地域で水産や農業という第一次産業に携わるかたがたが、今後どのように連携を図っていくべきか?など、参加者からの熱い質問も飛び交うなか、予定終了時間を大幅にオーバーしてシンポジウムを終えました。

 

 特に「覚悟」という言葉が研修生の皆さんの心に突き刺さったようで、その後の日程からは研修生一人一人の表情に良い方向で変化しているように感じられました。