【皆様の意見をお聞かせください】元三島市立中央幼稚園「三島・水の楽校」整備構想の提案

2015/10/25 14:34 投稿者:  gwmishima

 

 三島市民の皆さま、御殿川・赤橋付近にある元中央幼稚園が、長く、使用されず閉鎖されていることをご存じですか。今まで、地域住民やさまざまな団体が、有効な活用についての陳情を三島市に対して進めてきております。

 

 三島市は、庁内に検討会を組織して活用策を検討しているようですが、今だ、結論に至っていません。市議会は、将来的に売却するとの基本的な方向性を決めているようです。

 

 施設は耐震性や老朽化などに問題を抱えているようですが、臨機応変な改善策を講ずれば、安全に活用することができると思います。多様な知恵と参加が求められています。

 

 そこで、NPO法人グラウンドワーク三島としては、下記の通り、「三島・水の楽校」としての整備構想を提案するものであります。今後は、地域住民の皆さまや多様な団体との議論・検討を進めながら、鎌倉街道沿いにある接待茶屋のイメージを大切にして、迅速で機動性の高い活用策の策定・実現を目指します。皆さまのご意見をお聞かせください。

 

 

NPO法人グラウンドワーク三島

専務理事 渡辺 豊博

 

 

 

1.整備構想の概要

 源兵衛川の「世界かんがい施設遺産」の登録を目指して、三島市中央町の元三島市立中央幼稚園を、「水の都・三島」の多様な水文化や豊かな自然環境を学ぶことができる、多目的機能を有す、「三島・水の楽校」として活用・整備することを提案します。


 具体的には、①源兵衛川の水利の仕組みや歴史、環境特性、農業用水の役割などを学べる「源兵衛川学習館」②三島の川に生息する魚類を観察できる「川の生き物水族館」③三島の地質や地下水の仕組みを学べる「ジオパーク学習館」④体験型環境教育活動の学習拠点となる「体験型環境学習館」⑤地域住民の集会・交流施設や多様な市民団体が活用できる「市民の楽校」などの機能を併設します。


 なお、説明役・案内役となる「川のインストラクター」を育成・配置することによって、観光客への新たなまちづくりや魅力的な観光情報の国内外への発信拠点とします。
管理運営は、「グラウンドワーク三島」が調整・仲介役となり、地域住民や中郷用水土地改良区、障害者団体、女性団体など、市民総参加の組織母体を設立して主体的に進めます。


2.施設機能
①「源兵衛川学習館」
 「世界かんがい施設遺産」への登録に向けた、源兵衛川の文化的・歴史的価値や農業用水としての役割、中郷地域での水路網、環境特性、生態系、管理体制など、世界遺産としての普遍的価値を学習できる施設とします。


②「川の生き物水族館」
 グラウンドワーク三島は2年前から源兵衛川や桜川・御殿川・松毛川に生息している魚類30種類を水槽に入れた水族館を開設してきました。夏休み期間は1,500人以上の来訪者があり、魚類などの生き物の生態に詳しい「子ども生き物博士」が育っています。
 そこで、この水族館を「水の楽校」に移設・増設して、市内の川に生息するほとんどの魚類や川虫、貝類などが観察でき、触れられる川の生き物学習水族館を開設します。


③「ジオパーク学習館」
 三島市は富士山と関連している「溶岩のまち」といえます。楽寿園や白滝公園などには、世界的にも評価される富士山からの溶岩流の露頭・痕跡が多く残り、湧水池も各所に点在し、楽寿園一帯は「ジオパーク」といえます。この地質学的な特性や地下水流動などについて、ジオインストラクターから学び、案内する「ジオパーク学習館」を開設します。


④「体験型環境学習館」
 グラウンドワーク三島は、7年前より「環境出前講座」を開講し、年間2,200人、延べ30校の子どもたちに源兵衛川を中心として体験型の環境教育を実践してきており、水辺自然環境や川遊び・魚取りに興味や関心を持つ、子どもたちを育ててきています。この講座をさらに拡大・発展させるべく、体験型環境教育を行う教室・活動拠点として「体験型環境学習館」を開設して、環境や科学・生態学に造詣が深い「生きもの博士」を育成します。


⑤「市民の楽校」
 地域住民の集会場や交流施設、その他市民団体の会議・研修・交流施設、障害者の施設、高齢者などの健康活動・交流施設、観光案内施設、庭づくりやお花の教室なとの研修施設、子育て相談交流施設、起業塾の開校など、特定の団体や関係者の施設とならない、公益性・公平性・社会性・多機能性のある施設機能とします。

 

3.水深・管理運営体制

4.活用整備計画

5.整備構想図

6.位置図


⇒詳細は、「三島・水の楽校」整備構想提案書(PDFファイル)をご参照ください。

 

 

 

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