令和2年9月28日午前中は常葉大学で「富士山と合意形成論」の対面式授業を2本分こなしました。その後、埼玉県鳩山の三井住友建設さんの現場にあるバイオトイレの説明に飛びました。
バイオトイレに大変興味を持っていただいた広島選挙区の衆議院議員さんに、自己完結型・汚物やトイレットペーパなどが消えてしまう、無臭・トイレ特有の悪臭がしないなどの利点・先進性を説明させていただきました。
汚物を分解しているのは杉チップの中で生きているバクテリアです。分解作用と消臭作用に優れ、1日に300人以上もの大量処理能力の高さと維持管理費の安さ、杉に新たな価値が付加されれば、荒廃した日本の山が再生できる特効薬になることを力説しました。とにかく充分にその効果と実績を理解していただき、環境省を含めた役所への推薦や地元宮島への設置を検討していただけることになりました。
今、杉の木は用材で一本700円、昭和20年代は35,000円でした。国や県は杉の間伐し山に放置するだけで、それが河川に流れ、橋脚や堤防にぶつかり洪水を拡大、人命を含めて甚大な被害を及ぼしています。バイオトイレを普及し、杉をチップに活用拡大すれば杉の木に価値が生まれ、林業再生が期待できます。
さらに海外展開すれば、世界の水質汚濁・環境問題の具体的な解決の糸口になります。国や県の行政関係者は、富士山のトイレ改善の切っ掛けとなったこのバイオトイレへの革新的機能と能力に注目してください。
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