さあ5年前から諸般の調整役を担った新たな「境川・清住緑地」が、8月1日から開園となります。最初の所有者は綾部養鱒場さん、次は平成建設さん、貴重な湧水池を保全再生するためにグラウンドワーク三島として豊岡市長(当時はいろいろと意思疎通ができた)にお願いし、川勝知事や高田元県議、峰田さんなどの協力を得て市有地として買収確保したものです。
公園のように見えますが、清住緑地を含めて一級河川境川の「遊水池」であり洪水時での一時貯留の役割を持っています。そのために住宅側に河川護岸・土手が築堤されています。静岡県で最初の「ミチゲーション工法(多自然型工法)」を施し水生植物を保護移植して自然度の高い市民手作りの河川整備を行いました。
富士山から噴出する湧水の「水柱」が間近で見られるのは世界でここだけではないかと考えています。今、発注者の三島市さんや設計者の静岡コンサルタントさん、施工者の加和太建設さん、連携のNPO、地域住民などと植えた三島バイカモが白い花を咲かせています。今後は適切な維持管理がポイントになります。「施設つくって魂入れず」では恥ずかしい限りです。本会としても責任を持って施設の教育的利用や管理をしていきます。タワーマンションに56億円もの市民税を投資する東街区の再開発よりも「水の都・三島」の水資源・環境資源の魅力アップがコロナ禍時代を先取ったまちづくりだと思います。
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