「多忙な時間の蓄積と経過は、人を元気にする」を実感

 5月9日以来の久しぶりの「事務局長のつぶやき」である。私の人生の中でも、こんなにいろいろなことが集中・蓄積して、一気に連続的に処理しなくてはならない経験をしたのは皆無に近い。日々、多様で複雑な課題と仕事の対応に追われ、次から次へと担当の仕事を処理していかなくてはならない超多忙な毎日が続いている。

 

 具体的には、「グラウンドワーク・インターンシップに関わり、2,400人もの研修生に、全国各地から三島に来てもらい研修してもらうことであり、東日本大震災に関わる支援活動・子どもを元気に富士山プロジェクトへの取組みであり、この支援活動を持続・発展させていくために必要とされる安定的な資金確保の仕組みづくりと新たな組織づくりとなるエンジェル・ピースへの取組みであり、私の足元の最も重要な活動といえるグラウンドワーク三島における多様な地域環境改善活動の推進であり、富士山に関わる仕事であり、全国各地からの講演出張であり、英国へのNPO・社会的企業に関わる調査研究活動であり、さらには、本業である都留文科大学においての現場力や実践力を身につけた若者の育成をねらいとする大学教授としての仕事」などである。

 

 まあ、その間には、多様な活動を通して、次なる大いなる夢ある活動を創造していくための本音の議論と最新の情報交換の場となる「夜の交流会・一杯会」が、ほぼ毎日のように、各界各層の人々と場所(飲み屋)を変え、連続的に開催されたりするので、夜昼、肝臓や胃を含めて、多忙と負荷を極めることになる。

 

 自分が設定した日程・予定であり、夜の宴会の設定も大人同士の微妙な感覚、タイミングにより開催の有無が決まるものであり、この相互の何とも言えない意思疎通、スリルとサスペンス、言葉無き合意形成のプロセスが楽しみでもある。多様な人々との真摯で遠慮のない話し合いは、より進化した友情と信頼関係を構築していくものであり、相互の言葉に感化され、元気や刺激を受けることが多い。

 

 特に、共有意識を持った関係者との課題解決のための創造的な議論は、次から次へと各自から、いろいろなアイデアや提案が飛び出し、それぞれの豊富な経験知も聞くことができ、自分の生き方や物事の考え方、とらえ方を研鑽していく上でも興味深く、面白い。

 

 「ああこの人は、こんな思考により物事を大局的・総体的にとらえ課題を解決していくんだ。こんなに多くの異業種の企業集団を多用して難題を解決する処方箋を見出していくとともに、より発展的な戦略を立案・実現していくんだ。」など、高度で強かで戦略的な世渡り術の実践論を、人の言葉と雰囲気を通して直接的に学んでいる。

 

 どんなに難しい専門書を読破、理解しようと、現場で活用できなければ何の役にも立たない。しかし、現実の現場から見出された生きた知恵や経験知には、嘘がなく、説得力に満ちている。私も、県庁の仕事をしながら、延べ9つのNPOの仕事を25年間にわたり担い、この2つの立場の使い分けに苦労しながら、現場力・実戦力を蓄積してきた。

 

だが、今から考えると、これらの異質の活動領域を並行的にバランス良く担うことによって、現場における臨機応変の判断力や課題に対する解決力、忍耐力、創造力、迅速性、柔軟性、いい加減性などを身に付けてこられたように思う。

 

 自分の個性や能力をある程度自由に表現できる場を持っていること、あるいは、疲れず飽きずに活躍できる場を持っている人は、異質な人々との多様な出会いが数多く経験でき、彼らの感性や問題意識を直接的な言葉を通して学び、感ずることができ、実践的な社会的適用能力を研鑽できる。

 

 自分も、家族や孫との貴重な時間を一部犠牲にして、25年近く、正職とNPOの事務局長の立場を担ってきた。これも、亡国の日本社会を変革するための「NPOの羅針盤探し」への戦いといえる。

 

NPOは組織ではあるが、多様な経験と専門性、経験知を蓄積した1人の指導者の熱き情熱と爆発的な行動力、ずるい戦略性などがなければ、職員やボランティアのメンバーを含めて、先導し、目標を一体化することは難しい。

 

多分、多忙な毎日が今後とも続くと思うが、淡々と真摯に対峙、対応、処理していくしかない。これまでのように、挑戦的で密度の濃い時間を多くの人々と共有できることは、幸せなことだと思う。いろいろを先導してきたが、どんな事象も1人だけでは実現することはできなかった。

 

内閣府の地域社会雇用創造事業による「グラウンドワーク・インターンシップ」も、受講者が目標の2,400人を超え、10月中旬開講の補講を持って終わる。私の大きな役割である事業の責務を全うできる見込みが立ち、その他の事業に取り組める新たな環境・条件が整う。この事業成果と参加者からの圧倒的な評価を、今後、新たなる政策・事業提案として、活用・展開していったらよいかの試行錯誤の日々が続く。

 

少しの時間は家族と孫のためには使わなくてはならないと考えてはいるが、さらなる大きな社会的・今日的な課題に対して、さらに、飽きずに果敢に挑戦していきたいと意気込んでいる。まだ、しばらくは、ゆったりと人生のあれこれを熟考する時間は取れそうにない。ああ、疲れるなあ。気が重いなあ。楽しいなあ。
 

2011/9/22 9:30 ( メイン )
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