三島市は「資産としての大切な富士山の眺望・景観」をミサワホームなどの開発企業に安易に売り渡しました。本日・2024年6月12日(水)、中郷温水池に行って三島駅南口東街区再開発事業の高層マンション建設による眺望・景観への影響を調査してきました。
皆さん、少し見にくいのですが、中央部・富士山が見える部分に解体工事用のクレーンが見えませんか、ゆえに、高さ100mの高層マンションが建設されれば、中郷温水池に映える「逆さ富士」は消え、富士山が見えなくなると思います。
多くの市民から好評のこの場所の価値低下が起こり、この残念な事実を容認した、三島市民の判断力と品格が後世、長く禍根となり間われます。ちなみに、左手に見えるマンションは建設途中にお願いして階段状に建物をカットしてもらい、富士山になるべく重ならないように協力してもらったものです。
今の三島市は開発企業寄りが強く、三島市の大切な資産としの眺望・景観を安く売り渡しました。次は、地下水の減少、環境被害、日照問題、慢性的な交通渋滞、空き店舗問題、工事費の高騰によるさらなる市民の負担増など、開発効果に反する甚大な悪影響が連続的に現出してくると思います。
グラウンドワーク三島が豊岡三島市長や元川勝静岡県知事に対して「公開質問状」として指摘した多様な問題点が、次第に現実化し始めています。
実際は、水と緑と文化を生かした「湧水網都市」の建設が、三島の身の丈にあった世界一のまちづくりだったのです。全国各地での先進的な取り組みに追い付かない、時代遅れの開発の陳腐なまちづくりの問題点が、今後、次から次へと表れてきます。「悲劇のドラマ」の始まりです。
日本各地では、今回の国立市での積水ハウスの件を切っ掛けとして、特に、富士山の眺望・景観を重要な資産として評価して、その眺望・景観を阻害しないことを前提とした、高層マンション建設が始まり、常識化してくると思います。三島市はこの新たな時代の流れに完全に乗り遅れ、街の価値をひどく低下させました。地価への影響も出でくると思います。
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A story of Genbegawa
2021年8月26日「三島梅花藻の里」の定例整備作業
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