グラウンドワーク三島では、市民・NPO・企業・行政のパートナーシップで清流がよみがえった源兵衛川の生態系保全活動として、数年前より、自然環境の復元再生を目指した「外来動植物一掃・草刈り・土砂搬出」を実施し、水辺環境の再生を進めています。
今回、第4ゾーン・中流部・三島メディカルセンター沿いの約50m区間のエコアップ(環境改善)をさらに進めるために、外来植物の除去・在来植物の草刈り・堆積土砂の除去作業を行いました。流域住民、高校生、大学生など20人にご参加いただきました。
最初に、広川敏雄さん(広川建設代表)から、作業方法と正しい道具の使い方についてレクチャーを受けました。続けて、渡辺豊博専務理事より、本日の作業の趣旨について説明した後、作業をスタートさせました。
作業区間は、ゲンジボタルやホトケドジョウの生息地となっている、源兵衛川のふるさとの川づくりでたいへん重要な場所で、これまでは、5月中旬の一斉清掃で、中郷用水土地改良区の皆様によって、草刈りや土砂の除去作業が行われていました。しかし、4月〜6月は、絶滅危惧種のホトケドジョウやゲンジボタルの繁殖期にあたることから、平成20年より毎年、源兵衛川を愛する会・三島ホタルの会・グラウンドワーク三島の連名で、環境配慮・作業中止を要請しています。今回、その代替作業として、繁殖期が経過した7月下旬に実施しました。
前半は、草刈りばさみを使い、下流側の左岸に繁茂した外来種のハーブ類の除去と、在来種のヨシの草刈りを進めました。湧水量が日々増えているため、膝下くらいの水深の作業です。刈った草はグリーンバックに詰めて、階段上のトラックまで運び、積み込みます。今日は夏らしい日和でしたが、冷たい湧水の中での作業のため、暑さは多少和らぎました。
後半は、上流側の左岸の外来種のトキワツユクサ等の除去と、在来種のジュズダマやヨシの草刈り、さらに堆積土砂の除去を進めました。急流で水深が膝上の場所もあり、足元に気を付けながら、慎重に作業を進めました。最終的に、2tトラックと軽トラックの荷台が、刈った草で満載となりました。また、源兵衛川の水辺散策に訪れていた、横浜市や鎌倉市、東京都等からお越しの親子やグループの方々から、「お疲れ様です」とお声掛けいただいたり、ミシマバイカモや源兵衛川の質問を受けながら、にぎやかに作業を進めました。
およそ2時間の作業で、当初の目的を達成することができました。参加者の皆様、たいへんお疲れ様でした!
地図 [KML] [地図表示] | |
住所 | 源兵衛川中流部・三島メディカルセンター沿い |
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