平成24年 腰切不動尊大祭が行われました
腰切不動尊は寛永10年(1633年)に御殿川の川底で見つかった腰から上だけが彫られた石仏で、腰から上しかないので腰切の名で呼ばれるようになったと伝えられています。
そのため、腰から下の病や安産にご利益があるとされ、長い間信仰されてきました。
祠の裏には井戸があり、その昔は地域の生活用水として暮らしに役立っていました。
かつてのお祭りはとても賑やかで、特に5月28日の大祭では子ども相撲が盛大に行われていましたが、月日が経つにつれ、いつの間にか祠の扉が閉ざされ、井戸も使われなくなり、にぎやかだったお祭りもとだえてしまいました。
今年は、地域住民と、日本大学国際協力部、NPO法人グラウンドワーク三島、企業との協働により、お祭りを40年ぶりに復活させてから14回目となりました。


みんなできれいにした祠に風を入れ、集まった子どもたちに腰切不動尊のいわれやグラウンドワーク三島がかかわった大まかな経緯を渡辺事務局長が簡単に説明した後、龍澤寺の僧侶による読経の中参列者が焼香をし、お不動様に手を合わせていきます。


その後、子どもたちによるシャギリを奉納し、イベント会場へ移動します。

イベント会場では、日本大学国際協力部の皆さんが、来場していただいた方たちに楽しんでいただきたいと心を込めたおもてなしを用意して参列した方たちを待っていてくれました。
ペープサートでの腰切不動尊の紹介や地元の方の歌の披露、そして大人たちの迫力あるシャギリの披露や子どもゲームコーナーなどなど
今年は、やきそば・フランクフルト・フルーツポンチなどが振舞われました。


お天気に恵まれ、子どもも大人も賑やかに楽しいひと時を過ごしていただけたようです。

次回は9月28日に例祭を行います。
皆様、ぜひご参列下さい。
協力:田町シャギリ保存会
地域の方々

腰切不動尊大祭
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